仕 様 書 特 許 庁 1.件名 英日機械翻訳済明細書全文データを蓄積した外国特許文献データベースを 有するインターネットサイトの利用 2.事業概要 本事業は、特許審査官・審判官が特許出願の審査・審理をする上で外国特 許文献の調査を漏れなく行うために、米国特許文献、欧州特許文献及び国際 公開特許文献のうち英文公報の明細書全文が機械翻訳された日本語全文デー タを蓄積した外国特許文献データベースを利用する事業である。 3.利用期間 平成28年4月1日から平成29年3月31日まで 4.利用端末 特許庁LANを介しインターネットサイトに接続されている検索用端末 (約2,700台) 5.利用条件 (1)検索用端末からインターネットサイトにアクセスして、検索条件の設定、 検索、検索結果(件数、文献一覧、本文)の表示、検索結果の印刷を可能 とすること。 (2)インターネットサイトのアクセス認証は、特許庁のIPアドレス又は5 0組のID・パスワードに基づいて行うこと。 (3)アクセス認証を特許庁のIPアドレスに基づいて行う場合、インターネ ットサイトへの最大同時アクセス数を50とすること。 (4)アクセス認証を50組のID・パスワードに基づいて行う場合、発行さ れる50組のID・パスワードを複数人が共用できること。 (5)インターネットサイトの利用に必要な操作手順書を電子データ又は書面 にて提供すること。 (6)特許庁が指定するIPアドレス又は50組のID・パスワードが変更に なる場合、事前に変更する日時及びIPアドレス若しくはID・パスワー ドを連絡するので、指定された日時以降、変更後のIPアドレス又はID・ パスワードによる利用を可能とすること。 (7)外国特許文献データベースに蓄積された、少なくとも以下①~③に記載 の外国特許文献のうち、英文公報の明細書全文を機械翻訳した日本語全文 データの検索、表示、印刷及びダウンロードが可能であること。 ① 米国特許、米国特許出願公開(1979 年 1 月~2015 年 11 月) 1 ② 欧州特許、欧州特許出願公開(1993 年 1 月~2015 年 11 月) ③ 国際公開特許(1993 年 1 月~2015 年 11 月) (8)検索を行う際には、外国特許文献データベースに蓄積された、少なくと も5. (7)①~③に記載の外国特許文献のうち英文公報の明細書全文を機 械翻訳した日本語全文データについて、検索条件に該当するデータの日本 語による横断的な検索を可能とすること。 (9)フリーのキーワードで検索することを可能とすること。また、少なくと もAND演算・OR演算・NOT演算を可能とし、複数のキーワードを結 合して検索条件を指定できるようにすること。 (10)検索範囲を限定するために、公報発行日の範囲を指定することを可能と すること。 (11)検索結果として、まず文献一覧を表示し、表示された文献一覧の中から、 指定した文献の本文を表示させることを可能とすること。 (12)検索結果の本文を、機械翻訳された日本語全文データと対応する原文デ ータとの対応関係が文単位又は明細書の段落単位で明確となる形式で両者 を並べて表示すること。また、検索結果の本文はテキスト形式で表示し、 本文内の検索ワードをハイライト表示すること。 (13)特許庁の毎月の利用状況(検索回数等)を電子データ若しくは書面にて 毎月通知又はインターネット上で閲覧可能とすること。 (14)特許庁が利用するにあたり、利用件数に制限のない定額制を提供できる こと。 (15)5. (7)①~③に記載の外国特許文献のみを利用したときと利用料金等 の利用条件が変わらない場合には、5. (7)①~③に記載の外国特許文献 以外の利用も可能とすること。 6.留意事項 (1)請負業者は、特許庁担当者と十分な打合せを行い、不明な点については 確認すること。 (2)インターネットサイトへアクセスする際のURL、IPアドレスについ て、原則1か月前までに特許庁担当者に連絡すること。また、URL、I Pアドレスが変更になった場合も同様に連絡すること。 (3)請負業者は、バージョンアップ等のシステムの変更やサービス内容の変 更を行う際には特許庁担当者に連絡を行い、上記利用条件に沿った特許庁 での利用に問題が発生しないことを確認すること。 (4)請負業者側の問題によりインターネットサイトへアクセスが不能となる 等障害が発生した場合、又は特許庁の検索用端末で検索・文献表示・文献 印刷等の機能に障害が発生した場合には、速やかに特許庁担当者に連絡し、 2 原因と復旧に要する時間等を伝えるとともに、請負業者の責任において対 処し、障害を取り除くこと。 (5)請負業者は、本業務で知り得た情報について、本業務以外の目的で使用 あるいは第三者に漏えいしてはならない。なお、本業務で知り得た情報に は、利用者がインターネットサイトを利用する際に検索等のために入力し た内容を含むものとする。 7.情報セキュリティに関する事項 (1)請負業者は、従業者が業務上知り得た秘密を漏らさないことについて必 要な措置を講ずること。 (2)請負業者の従業者が特許庁の情報を漏えいする事件を発生させた、又は 発見した場合、特許庁担当者へ速やかに連絡すること。 (3)情報の漏えいが発生した場合又は発生のおそれがある場合には、責任の 所在を明らかにし、その対処方法を特許庁担当者へ報告するとともに、承 認を得た上で実施すること。 (4)請負業者からの申請を受け、再請負させることによって生ずる脅威に対 して、情報セキュリティが十分に確保される措置が担保されると特許庁の 課室情報セキュリティ責任者が判断する場合を除き、請負業者がその請負 内容の全部又は一部を第三者に再請負させることを禁止すること。 8.課室情報セキュリティ責任者 特許庁審査第一部調整課審査推進室長 安田 太(内線2450) ※ただし、人事異動等により当該職員の変更があった場合には、新たに当該 官職に就いた職員とする。 9.担当者 特許庁審査第一部調整課審査推進室審査情報業務班商用オンライン係長 山田 正伸(内線2455) ※ただし、人事異動等により当該職員の変更があった場合には、新たに当該 官職に就いた職員とする。 3
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