栄 養 科 便 り

 栄 養 科 便 り
発行日
第12号
H28.1.15
新しい1年が始まりました。今年もよろしくお願いいたします。
先日の1月7日に皆さんは七草粥を食べられましたか?七草粥を食べるという風習は江戸時代
に広がったと言われています。七草粥を食べる風習には、その年の万病を避けられ元気に過ご
せるという意味が込められています。春の七草の持つ意味と主な効果をご紹介します。
✩せり=「競り勝つ」
解熱効果、整腸作用、食欲増進など
様々な効果がある。
✩なずな=「撫でて汚れを除く」
別名ぺんぺん草。胃腸障害やむくみなど
に効果がある。
✩ごぎょう=「仏体」
別名ハハコグサ。のどの痛みをやわらげる。
✩はこべら=「反映がはびこる」
昔から腹痛薬として用いられている。
✩ほとけのざ=「仏の安座」
食欲増進、歯痛にも効果がある。
✩すずな=「神を呼ぶ鈴」
別名かぶ。胃腸を整え、消化を促進する。
✩すずしろ=「汚れのない清白」
別名大根。風邪予防や美肌効果に優れてい
る。
昔の人は七草粥で無病息災を
願うと共に、野菜や果物の不
足しがちな冬の季節に不足し
たビタミンを補い、お正月のご
馳走でつかれた胃腸を休める
という目的もあったようですよ。
当院では1月7日七草の日に、せり、すずしろなどを使った七草飯
(常食、ECなどの方)と、七草粥(全粥食の方)をお出ししました。
~常食~
七草飯
~全粥食~
七草粥