ご参考資料 この数字はなんだ? Vol.86 ナンバー・ナンダー 2015年3月27日 日 本 の 2015年2月 の 全国百貨店売上高の伸び率 (既存店ベース、前年同月比)です 11 9 .6 ヵ月ぶりのプラス 日本百貨店協会が19日に発表した2月の全国百貨店売上高は、前年同月比+1.1%(既存店ベース)の 4,457億円となり、11ヵ月ぶりのプラスとなりました。昨年4月の消費税率引き上げ後では初めてのプラスと なりました。 今年の2月は、天候に恵まれ来店客数が増えたことや、下旬に気温が上昇したことから春物衣料品が好 調となりました。また、足元の株高を背景とした資産効果などにより消費が改善したとみられます。また、 中国の春節休暇によって中華圏からの観光客が増加し、訪日外国人売上高が前年同月比+235.8%と過 去最高の約153億円となりました。免税対象品の拡充を受け衣料品や化粧品、菓子などが好調となり、売 上高全体を押し上げたとみられます。 2月の百貨店売上高の伸び率(前年同月比)を主要10都市部と主要10都市部を除いた地域でみると、主 要10都市部は3ヵ月ぶりにプラスとなった一方で、主要10都市部を除いた地域では±0%にとどまりました。 ただし、主要10都市部を除いた地域は、前月が-5.5%であったことを踏まえると、大きく改善したといえま す。 今後は、政府主導の取り組みにより海外からの観光客増加が見込まれ、訪日外国人売上高の存在感が 高まると期待されるほか、企業による賃上げが相次いでいることから個人消費の拡大が期待されます。主 要10都市部を除いた地域への波及について、今回改善がみられたことから、全国的な景気回復の目安と して、今後の動向が注目されます。 全国百貨店売上高の伸び率(前年同月比)の推移 (%) (2013年1月~2015年2月) 30 25 20 15 10 5 0 -5 -10 -15 -20 13年1月 13年4月 13年7月 13年10月 14年1月 主要10都市部を除いた地域 14年4月 主要10都市部 14年7月 14年10月 15年1月 全国 ※10都市:札幌、仙台、東京、横浜、名古屋、京都、大阪、神戸、広島、福岡 ※上記は過去のものであり、将来を約束するものではありません。 (出所)日本百貨店協会 ■当資料は、日興アセットマネジメントが市況等についてお伝えすることを目的として作成したものであり、特定ファンドの勧誘資 料ではありません。また、弊社ファンドの運用に何等影響を与えるものではありません。なお、掲載されている見解は当資料作成 時点のものであり、将来の市場環境の変動等を保証するものではありません。■投資信託は、値動きのある資産(外貨建資産に は為替変動リスクもあります。)を投資対象としているため、基準価額は変動します。したがって、元金を割り込むことがあります。 投資信託の申込み・保有・換金時には、費用をご負担いただく場合があります。詳しくは、投資信託説明書(交付目論見書)をご 覧ください。 1/1
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