第5回 国立大学附属病院係長クラス勉強会 ー病院に求められるミドル;pdf

第5回 国立大学附属病院係長クラス勉強会
ー病院に求められるミドルリーダーの役割ー
G班(医事請求・医事総務系) チーム親心。。。
私たちは
理想のミドルリーダー像についてこう考えました!
・医事の診療報酬を理解している
・親心を持って部下を育成できる
・上司と上手く連携できる
・医療スタッフとコミュニケーションが
とれる
・・・・・・・・・・・・・・・・etc
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次のことを宣言いたします!
1.部下を育てます!
2.上司と密に連携し,組織での役割を
認識します!
3.患者・医療スタッフからの信頼
を得ます!
4.他部署とのつなぎ役になります!
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部下を育てます
①大学・病院の方向性を理解する
②目的を明確にし、部下へ伝える
③見守り、育てる
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部下を育てます
①大学・病院の方向性を理解する
・長期・短期の目標を踏まえ、係
としての目標をたてる
→組織の目標を達成するための係の役割
を認識し,係内で業務の意識付けを行う
・係長が理解して、部下へ伝える
→大学職員として『国立大学改革プラン』
『国立大学のミッションの再定義』等を踏
まえた,大学及び病院の方向性を理解し,
係長としてその方向性を部下に周知する
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部下を育てます
②目的を明確にし、部下へ伝える
・今、係が抱えている問題や改善すべき
項目について、的確に分析し、問題意識
を共有する
・問題解決に向け、指導する
→ 業務依頼については,口頭指示のみではなく,
業務の目的・達成度・注意点・提出期日等(何の目
的で,どうしたいのか)を共有できるようメールでの
指示も行う
課内情報については,資料の回覧のみではなく,
口頭による補足説明も行う
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部下を育てます
③見守り、育てる
・各自の資質や関心事を見極め、
適正な育成方法を用いる
・部下の経験値、能力を上げる
→係長の所管業務(医療監視等の行政
対応や委員会等の運営業務など)につ
いて,部下にも同席・同行させ今後に繋
がる経験を積ませる
・丸投げせず、進捗状況を把握
し、適切にアドバイスする
→ 組織人との意識を持たせ,発信力を
養成する
→ 部下を見守り,育てるために,ボーリ
ング等のレクリエーションをとおして意思
疎通を図る
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上司と密に連携し,
組織での役割を認識します
①的確なホウ・レン・ソウをする
②役割意識を常に持つ
③部下の意見・提案をくみ上げ,ボトムアップを推進する
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上司と密に連携し,組織での役割を認識します
①的確なホウ・レン・ソウをする
・係を任されている自覚を持
ちつつ,組織の方向性に反
しないように上司との意思疎
通を図る
・自分の判断のみで済む事
例なのか,上司に相談して
判断を仰ぐべき事例なのか,
瞬時に見極める
→上司の指示のもと遂行している業
務は「報告」を,自分の判断のみで
済む業務は「連絡」を,上司に相談し
て判断を仰ぐべき業務は「相談」を,
適切かつ速やかに実行する
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上司と密に連携し,組織での役割を認識します
②役割意識を常に持つ
・ミドルリーダーとして,果たす
べき役割と責任を明確化し,
何をすべきか主体的に考える
・自らの力量を把握し『何が出
来て何が出来ないのか』を客観
的に把握する事により,職責を
全うする
→上司に対しては「良き部下」となり,
部下に対しては「良き上司」となり,上
司と部下を繋ぐ良き潤滑油となる
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上司と密に連携し,組織での役割を認識します
③部下の意見・提案をくみ上げ,ボトムアップを推進する
・部下一人ひとりの取組のう
えで生まれた改善・成果につ
いて,上司に報告することを
通じて組織全体の向上を図る
・日常の仕事ぶりの観察,定
期的な面談を通じ,部下の意
見・提案・改善等について把
握し,風通しの良い係を目指
す
→係とは1つの「家族」であり,私たち
は係の「親」として,「子」である部下
のため,“親心“を持って,上司に対し
意見・提案をしていく
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患者・医療スタッフからの信頼を得ます
①専門知識を習得する
②事務から医療スタッフへ情報発信をする
③病院の窓口としての自覚を持ち、患者と医師との橋渡しをする
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患者・医療スタッフからの信頼を得ます
①専門知識を習得する
・医療関連・診療報酬等の知識を
深める
→専門知識を武器とし,様々な質問に答え
られるよう関連職種も含めた勉強会を開く
・医師や患者の意図したことを汲
み取り、質問に的確に答えられる
→自ら答えられない事はそのままにせず,点
数表の解釈や届出については厚生局へ,療
養費等については保険者へ,公費申請や支
払いについてはMSWへ,算定方法について
は詳しい部下へ相談するなど,知識の豊富な
周りを巻き込んで納得できる解答を得る
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患者・医療スタッフからの信頼を得ます
②事務職員から医療スタッフへ情報発信をする
・査定率や返戻率をわかりやすく示し、病院全体で経営を意識してもらう
・研修会を企画する
・受け身ではなく、積極的な情報発信を行う
→定例報告とは別に査定の傾向や診療報酬請求のポイント等のトピックスを全職員向けに
月1回の定期メール『医事課通信(仮称)』を発行する
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患者・医療スタッフからの信頼を得ます
③病院の窓口としての自覚を持ち、
患者と医師との橋渡しをする
・患者に対する最初の印象をよく
するよう心掛ける
・患者からの要望を集約し、患者
満足度を上げるように努力する
→患者アンケート集計結果を医療スタッ
フへ示して改善していく
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他部署とのつなぎ役になります
①つなぎ役になるため、他部署や医療スタッフの業務内容を把握する
②他部署との擦り合わせをする
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他部署とのつなぎ役になります
①つなぎ役になるため,
他部署や医療スタッフの業務内容を把握する
・積極的に出向く
→メールや電話だけではなく,自ら足を運び,他部署の
業務について把握する
・普段から良好な人間関係を築く
→日常の何気ない挨拶や会話を大切にする
・情報交換の場をつくる(飲みニケーションや
ランチミーティング等)
→病院を強い組織にするため,人の繋がりを意識して,
あらゆる意見交換の場を設ける
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他部署とのつなぎ役になります
②他部署との擦り合わせをする
・課としての視点から、お互いの
業務内容を把握した上で、分担を
する
→自係の業務のみにとらわれず,医療事
務のスペシャリストの立場で,他係の業務
を支援する
・WIN-WINの関係を保つ
→相手の立場に立つことで双方の利する
ところを探し出し,着地点を見つけ出す
→『損して徳取れ』の理念で行動する
上司
患者
本部
対 人間
係長
他部署
対 組織
医療スタッフ
部下