Ⅳ 災害復旧計画

Ⅳ
災害復旧計画
第4編 海上災害対策編
Ⅳ 災害復旧計画
Ⅳ
災害復旧計画
第1 基本方針
1 この計画は、主として重油等流出事故を想定した計画とする。
2 市及び防災関係機関は、迅速かつ円滑に被災した公共施設の復旧事業を行うこととする。
3 市及び防災関係機関は、復旧に当たり、可能な限り復旧予定時期を明示することとする。
4 市及び防災関係機関は、復旧に当たり、環境に配慮しつつ、必要な措置を講ずることとする。
第2 市民生活等への対応 〔関係各部署〕
1
市は、被災地において臨時被害相談所等を関係防災機関等の協力を得て設置し、被災者が抱える
生活上の多くの不安を解消するため、要望、苦情等多様な生活等問題について適切に相談に応じ、
早期解決に努めることとする。
2
市は、重油等危険物の漂着により発生した各種被害の復旧・補償問題につき、相談窓口を設置す
るなど、関係者からの問い合わせに応じることとする。
第3 漁業・水産関係の復旧 〔農林水産部林務水産課 農政課〕
1
市は、安全な水産物の安定的供給を図るとともに、風評被害を防止するため、漁業協同組合等に
対して、油の付着の有無に関する検査の実施、油の付着した水産物の廃棄処分、安全であることの
広報の実施等、必要な指導を行うこととする。
2
市は、国の機関、民間の機関と協力し、海洋汚染の魚場への影響を調査し、漁業関係者に対し情
報を提供することとする。
第4 海岸、港湾・漁港関係施設の復旧 〔総務部消防防災課 市民生活部人権推進課・市民課〕
1
市は、回復宣言後も新たな油塊が漂着していないかを継続してパトロールするとともに、漁業者、
市民からの通報体制を確立することとする。
2
市は、新たな油塊が発見された場合に迅速に処理するため、油回収班を置くなど、漂着がなくな
るまで回収体制の継続に努めることとする。
3
市は、特に徹底して重油等を除去すべき場所においては、回復宣言後も必要に応じ、調査、回収
を継続することとする。
第5 環境対策 〔市民生活部環境整備課〕
市は、県と協力して、環境影響調査を実施する。調査方法、調査後の対応については、専門家の意
見を十分に聞くこととする。
また、調査方法、調査の結果については、CATV、広報誌等を通じて市民に情報提供することと
する。
第6 災害義援金 〔健康福祉部福祉総務課・財務部財政課・会計課〕
「第1編 地震災害対策編 Ⅳ災害復旧・復興計画 第1章 第4節 第3 災害義援金の募集等」に定
めるところによる。
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