吉原町にぎわいビル計画調査事業 仕様書

吉原町にぎわいビル計画調査業務
仕様書
大和興業株式会社
1. 件名
飯塚市吉原町にぎわいビル計画調査業務
2. 目的
特に地方部において、中心市街地の衰退が進みつつある中、飯塚市の中心市街地で
も人口減少や中心商業地での空き店舗の増加などにより、街なかの空洞化や経済活力
が低下しており、居住者や来訪者の多様な交流を育み賑わいのある街なかを創出する
ことが課題となっている。
それらを踏まえ、本調査は、市民や来街者等のニーズ等から、吉原町にぎわいビル
計画に求められる機能・サービスを把握することを目的とする。
3. 調査対象
・調査対象地 福岡県飯塚市中心市街地活性化基本計画による中心市街地
・整備候補地 福岡県飯塚市吉原町 2 丁目および 3 丁目の一部
4. 調査の内容
① 中心市街地の現況分析
・現地確認
・資料収集、集計分析(人口及び世帯の動向、商業販売額、交通、交通量など)
※飯塚市や飯塚商工会議所等の既往調査データを適宜活用
② 中心市街地の施設立地状況、今後の開発動向の整理
・資料収集、集積分析(土地利用状況、建物用途の状況、商業施設・イベント集客施
設の立地状況、周辺の開発動向など)
※飯塚市や飯塚商工会議所等の既往調査データを適宜活用
③ 上位計画・関連計画の整理
・資料収集と位置付けの整理(第 1 次飯塚市総合計画(2007~2016)、飯塚市都市計画
マスタープラン、飯塚市中心市街地活性化基本計画、飯塚市創業支援事業など)
④ にぎわいづくりに関するニーズ調査
主に高校生、専門学校生、大学生、若年社会人や主婦が求める、現に中心市街地に
欠けている商機能、ニーズを明らかにするためのアンケート調査
⑴中心市街地の来街者への調査
*調査方法
・来街者 500 人に対する聞き取り調査
*調査内容
・来街の目的、来街頻度、中心市街地に求める機能、立ち寄る場所、にぎわい
交流機能のニーズ、イベントニーズなど
⑵市民向けの調査
*調査方法
・市民世帯の無作為抽出 2000 世帯に対する郵送アンケーと調査を実施
・電話帳データベースを利用し、市民世帯 2000 件に調査票を郵送配布し、郵送
回収する
*調査内容
・中心市街地への期待、来街目的や来街頻度、イベント参加度、バスセンター
利用の有無、中心市街地におけるにぎわい・交流機能のニーズ など
⑤ マーケティング調査
⑴飯塚地域の大学生への調査
*調査方法
・飯塚市内の3大学を通じて、研究室等へ配布、調査協力を依頼し、500 票配
布、200 票の回収を想定
*調査内容
・中心市街地の来街目的、来街頻度、交流機能の要望、イベント等参加の意向、
市内での起業意向の有無 など
・国勢調査や経済センサスといった各種統計調査の整理、ニーズ調査、聞き取
り調査から、中心市街地のにぎわい交流機能の需要、現状の課題を把握
・大学生調査結果を活用し、飯塚バスセンター周辺エリアの新機能に有すべき
機能、規模、採算性などを検討
⑵対象圏の現状分析
・資料収集、集計分析(若年人口、大学生等の現状、交流機能・商業起業支援機能
の現状と課題)
・交流事業参加量の想定(交流機能への参加意向から想定)
⑥ まちの魅力向上のための方策の検討
①から⑤を踏まえて、周辺の既存商業施設等との機能分担や役割の整理を行うとと
もに、にぎわいづくり等、まちの魅力向上のために求められる施設やサービスにつ
いて検討
*検討方法
・交流機能の利用、参画の意向のある大学生、その他学生や商業者、地元住民
との協議により方策を検討
・交通拠点地区として、交通機能を活かした交流の在り方、それによるにぎわ
いを継続するプログラム準備、展開方策を検討
⑦ 事業効果等の検討
事業の効果、事業規模・採算性・事業継続の見込、影響の想定
⑧ 関係者会議運営支援(3回)
飯塚市、地元関係者、商工会議所、事務局による関係者会議の運営支援(会議は3回)
⑨ 報告書作成
①から⑧の内容を取りまとめ、報告書とイメージ図を作成する
5. 成果品
・報告書、電子データ(ワード、エクセル等) 一式
・配布先 経済産業省
1部
九州経済産業局
1部
飯塚市
5部
飯塚商工会議所
3部
中心市街地活性化協議会
5部
飯塚市商店街連合会
5部