F 学習意欲 。 G 教育方法調査研究。

「学習意欲向上・教育方法調査研究」分科会
「新潟教育改革ing」
テーマ
-主体的・協同的な学びを創ろう!-
(分科会参加人数60人)
1
分科会の概要
13:00~13:10
開会
13:10~13:55
1
基調提案・概要説明
県立教育センター指導主事
学習意欲向上の提案「子どもの学習意欲を高めるには!」
~平成26年度全国学力・学習状況調査の学校質問紙、児童生
徒質問紙の分析から見えてくるもの~
県立教育センター指導主事
14:00~14:40
2
教育方法の提案①「日々の授業に、21世紀能力を育むアク
ティブ・ラーニングを!」
実践発表①「授業モデルやUDLを核とした協働の取組」
新発田市立東豊小学校
澁谷
かおる
教諭
実践発表②「ファシリテーションで授業づくり」
新潟市立下山中学校
14:50~15:30
2
長嶋
茂
教諭
教育方法の提案②
実践発表③「ICTを活用した知識構成型ジグソー学習」
新潟県立長岡商業高等学校
櫻井
直子
教諭
実践発表④「家庭学習の取組」
五泉市教育委員会
15:30~16:00
3
新田見
誠
指導主事
まとめ(ファシリテーションを用いたグループ協議)
テーマ「この分科会で学んだこと」
ファシリテーター
16:00
2
閉会
まとめ
新潟市立下山中学校
長嶋
茂
教諭
県立教育センター指導主事
発表の概要
(1)学習意欲向上チーム
平成26年度全国学力・学習状況調査における、学校質問紙と児童生徒質問紙から、学習
意欲に関連が見られる項目を抽出した相関表を作成し、本県の児童生徒、学校の取組と全国
学力・学習状況調査上位10県の平均値と比較しながら、本県の取組の課題等を分析し、今
後の指導改善の視点と方策について提案、協議を行った。
その中で、次の3点を提言としてまとめ、発表した。
①
作成した相関表の見方について「家庭学習の取組」を一例として説明
②
全校体制で言語活動の充実を図る取組を推進することが求められること
③
学習意欲と学校(教師)の取組の相関関係の分析と相関表の活用について、自校のデー
タを用いた原因と結果の分析を教師全員で協議すること。具体的な実践に向けて「子ども
の全員参加」「教師全員での取組」が大切であること。
(2)教育方法調査研究チーム
21世紀型能力を育むための効果的なアクティブ・ラーニング等について、小・中・高
・教育委員会による実践発表と協議を行った。
①
UDLを取り入れた授業実践
澁谷教諭
全校体制で取り組むUDLについて、授業改善のキーポイントや授業の様子をDV
Dで紹介し、UDLを取り入れた実践について理解を深めることが出来た。
②
ファシリテーションを取り入れた授業実践
長嶋教諭
中学校における、ファシリテーションを取り入れた生徒の主体的学習の実践を紹介
し、生徒の学びの変容について理解を深めることができ
た。
③
知識構成型ジグソー学習の実践
櫻井教諭
高等学校家庭科における、エキスパート活動、ジグ
ソー活動、クロストーク活動を組み合わせた「知識構成
型ジグソー学習」を行い、衣・食・住・環境の視点から
主体的・実践的な態度を養う授業について理解を深めた。
④
五泉市全体で取り組む家庭学習定着の実践
【実践発表の様子】
新田見指導主事
児童生徒・教師・保護者の3者が一体となり、児童生徒が自分で家庭学習計画を立
て、主体的に取り組む姿を教師と保護者が見守り、励ましながら家庭学習習慣の確立
へとつなげる実践について、理解を深めた。
3
協議の内容
長嶋教諭がファシリテーターを務め、ファシリテーションの実際を参加者が体験した。「今
日の分科会で学んだこと」をテーマに、4人一組でグループを作って、模造紙やフェルトペン
を使いながら、それぞれの実践を紹介しつつ、学習意欲を高め、生徒の学力を高めていく授業
の在り方について、意見交換を行った。
4
参加者からの感想
・すぐに実践につながる内容であった。
・ペアトークやファシリテーションが有効であった。
・相関表が面白かった。
・子どもの学習意欲についてのデータを元にした、仮説から対策までの立て方の演習からヒン
トを得ることができた。自校での分析に活用できる。
・成功している学校はよく考えられている。工夫があり、継続が出来ている。自校でも職員で
話合いをして改善していきたい。
・校種は違っても取組方や子どもたちへの接し方など、共通する点も多く、多面的に見たり考
えたり出来たところが良かった。
限られた時間の中、盛りだくさんの内容となりましたが、具体的なデータや授業等の実践に基
づく発表と、ペアトークやファシリテーションによって、実践への見通しを持ち、授業改善への
教師の学ぶ意欲を高める機会となったようです。御参会ありがとうございました。