あいさつからできること 昭和小学校 六年 栁原桃子 あなたはいつ、だれに、どのようにあいさつをしていますか。私は、毎日友達や家族におはようを明 るく言うようにしています。 自分は、あいさつはとても大事だと思います。理由は、言われた人も言った人も気持ちが良くなるし、 あいさつをすると、その場の雰囲気が良くなるからです。あいさつをすることで、友達が増えたり、み んなとさらに仲良くなれたらステキだと思いませんか。この主張を聞いて、だれか一人でも意識するこ とで、そのクラス全体がよくなるといいなと思っています。 私は以前、学校の帰り道を暗い気持ちで歩いていた時に 「こんにちは。 」 と、声をかけてもらった事があります。その人はまったく知らない人だったけど、とても心が暖かく なりました。私はその時、とても嬉しかったです。 それとは逆の体験もあります。朝、親とけんかしてしまい、何も言わず家を出て登校しました。その 時は、気持ちが重くなり、 「いってきます。 」くらい言えばよかったと、少し後悔しました。この体験で、 あいさつをしないと気持ちが暗くなることがあるということを、今さらだけど初めて知りました。 あいさつでは、もう一つ体験があります。 多治見少年少女合唱団に行った時のことです。みんな顔を合わせた瞬間に、あいさつをしていました。 しかも、一人一人にしていたので、初めて見たときは「とてもすごいなぁ。 」とあっとうされました。 そこから、一人がいいことをしたら、それはそこに広がっていき、その場所の常識になるのではない か。そして、その人がいなくなった後も続いていくのではないかと考えました。 でも、私はあいさつはするけど、元気にすることは考えていませんでした。それに、一部の人にしか できていない時だって多いです。「知らない人に大きな声であいさつするのははずかしい。おかしい人 と思われたり、無視されたりするのはいやだ。」 という思いがあったのだと思います。 でも、体験してきたことを思い出して、進んであいさつをしようと心がけるようにしたら、ほとんど の人は返してくれるし、それに続いて他の人にあいさつをする人もいました。いつもの会話をおはよう から始めたら、何だかスッキリすることもありました。 このようなことがあって、私は前よりも強くあいさつの大切さがわかったと思います。それに、「相 手がされて気持ちのよいあいさつ」という言葉の意味がとてもよくわかりました。前までは、目当てで よく使われる決まり文句みたいな感じでしたが、これからは意味を意識して生活していきたいです。 あなたも、あいさつがはずかしくてできない時があるかもしれません。でも、あいさつをすれば、あ なたのためにもなると思います。みなさんも、あいさつで笑顔を増やしていきませんか。
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