「あいさつからできること」 (PDF:92KB)

あいさつからできること
昭和小学校 六年
栁原桃子
あなたはいつ、だれに、どのようにあいさつをしていますか。私は、毎日友達や家族におはようを明
るく言うようにしています。
自分は、あいさつはとても大事だと思います。理由は、言われた人も言った人も気持ちが良くなるし、
あいさつをすると、その場の雰囲気が良くなるからです。あいさつをすることで、友達が増えたり、み
んなとさらに仲良くなれたらステキだと思いませんか。この主張を聞いて、だれか一人でも意識するこ
とで、そのクラス全体がよくなるといいなと思っています。
私は以前、学校の帰り道を暗い気持ちで歩いていた時に
「こんにちは。
」
と、声をかけてもらった事があります。その人はまったく知らない人だったけど、とても心が暖かく
なりました。私はその時、とても嬉しかったです。
それとは逆の体験もあります。朝、親とけんかしてしまい、何も言わず家を出て登校しました。その
時は、気持ちが重くなり、
「いってきます。
」くらい言えばよかったと、少し後悔しました。この体験で、
あいさつをしないと気持ちが暗くなることがあるということを、今さらだけど初めて知りました。
あいさつでは、もう一つ体験があります。
多治見少年少女合唱団に行った時のことです。みんな顔を合わせた瞬間に、あいさつをしていました。
しかも、一人一人にしていたので、初めて見たときは「とてもすごいなぁ。
」とあっとうされました。
そこから、一人がいいことをしたら、それはそこに広がっていき、その場所の常識になるのではない
か。そして、その人がいなくなった後も続いていくのではないかと考えました。
でも、私はあいさつはするけど、元気にすることは考えていませんでした。それに、一部の人にしか
できていない時だって多いです。「知らない人に大きな声であいさつするのははずかしい。おかしい人
と思われたり、無視されたりするのはいやだ。」
という思いがあったのだと思います。
でも、体験してきたことを思い出して、進んであいさつをしようと心がけるようにしたら、ほとんど
の人は返してくれるし、それに続いて他の人にあいさつをする人もいました。いつもの会話をおはよう
から始めたら、何だかスッキリすることもありました。
このようなことがあって、私は前よりも強くあいさつの大切さがわかったと思います。それに、「相
手がされて気持ちのよいあいさつ」という言葉の意味がとてもよくわかりました。前までは、目当てで
よく使われる決まり文句みたいな感じでしたが、これからは意味を意識して生活していきたいです。
あなたも、あいさつがはずかしくてできない時があるかもしれません。でも、あいさつをすれば、あ
なたのためにもなると思います。みなさんも、あいさつで笑顔を増やしていきませんか。