国会における憲法論議の推進と広く国民的議論の喚起を求める

国会 に お ける 憲 法 論 議の 推 進 と 広 く 国 民 的議 論 の 喚起 を 求 め る意 見 書
日 本 国 憲法 は 、 昭 和 22 年 5月 3 日 の 施行 以 来 、国 民 主 権 、平 和 主 義、基
本的人権の尊重の三原則の下、我が国の発展に重要な役割を果たしてきた。
この 三 原 則こ そ 、現 憲法 の 根 幹を な す も ので あ り 、今 後 も 堅 持さ れ な ければ
なら な い 。
現 在 、我が 国 を 巡 る内 外 の 諸情 勢 に 大 きな 変 化 が生 じ て い るこ と に 鑑みれ
ば 、現憲 法 に お い て 、直 面す る 諸課 題 か ら国 民 の 安全 を 確 保 し 、福祉 の 向上
を図 る 内 容 を 加 え る こと な ど が求 め ら れ る。
こ の よ うな 状 況 の 中、 国 会 でも 、 平 成 19 年 の国 民 投 票 法の 成 立 に伴 い、
憲法 審 査 会が 設 置 さ れ、 憲 法 論議 が 始 め られ て い る。
憲 法 は 、国家 の 基 本規 定 で あり 、そ の 内容 に つ いて は 、国 会は も ち ろん の
こと 、主 権 者で あ る 国民 が 幅 広く 議 論 し 、その 結 果 が反 映 さ れる べ き であ る。
つ い て は 、国 に お かれ て は 、日本 国 憲 法に つ い て 、国 会 に おい て 活 発か つ
広範 な 議 論を 推 進 す ると と も に、広 く 国 民的 議 論 を喚 起 す る こと を 強 く求め
る。
以上 、 地 方自 治 法 第 99 条の 規 定に よ り意 見 書 を提 出 す る 。
平 成 27 年 3月 13 日
衆議 院 議 長
町
村
信
孝
殿
参議 院 議 長
山
崎
正
昭
殿
内閣 総 理 大臣
安
倍
晋
三
殿
総務 大 臣
高
市
早
苗
殿
法務 大 臣
上
川
陽
子
殿
内閣 官 房 長官
菅
義
偉
殿
京都 府 議 会議 長
多
賀
久
雄