魃 赳

′
又
︵
有 限 責 任 事 業 組合 ︶が、 五月
在宅看護研究 セ ンタI LLP
と、痛 みを やわらげる こと、 リ
のからだを少 し でも楽 にす る こ
のためではなく、そ の患者 さん
ろう 。
︼
ざ ″ を惜 し む こと な く活 用 し 、
求 める人 々と医療 の懸 け橋 にな
る。磨き続 けた看護 の ″
心 とわ
う 、 い のる 、 ほろび る 、 ゆ いま
とま ど ふ 、 あ やま る 、 ゆ る し あ
さ や く、 す く ふ、 は ぐ
です 。
﹂
く を 、 た っと ぶ 、 わ ら ふ 、
に創設 三十周年 を選えた。
ラ ック スできる よう にするため
ー集 中治療室 ︵ICU︶元看護
﹁
私 はひとり のナー スとし ての
よ り ﹄ ︵徳 永 進 著 、 新 潮 文 庫 、
一九 八六年 、日赤医療 セ ンタ
婦長 だ った村松静 子さんが、病
看護 を買 っていただき、それを
の懸 け橋 と は、たとえば次 のよ
二〇〇九年 ︶ に載 っている。
二〇 一〇年 、 メ ッセ ンジ ャー
、
ナー スが誕生 した。四月 に畿 さ
療 用 カ メラ、聴 診 器 、 血 圧計 、 年 は つづけよう 。
﹂
受 けたが、どう し ていいか迷
○病状説明 や治療方針 の説明 を
説明し てくれる。
きるよう に、よく かみ砕 経て
説明を患者 ︵
家族 ︶が理解 で
からな いとき には、← 医師 の
れたが、むず かしく てよくわ
め て語 った。 ︵中 略 ︶〓 ■
なの
和語 って何 だろう。﹁よじよし﹂
され ている、とち ょ っと力を込
語 で語 れな いも のが和語 には隠
ている のではな いかと思う 。英
倫理 と いう点 にお いても残 され
日本 には日本 の昔 人 の知 恵 が 、
では未成 熟 に終 る予感 がす る。
︱ る ︱琉 球 語 で助 け合 う ︶ に隠
院 から街 に出 たプ ロナー ス数名
評価 し てもらおう。看護 に関連
うな役割 ︵
大学部 分 ︶をさす 。
な
欧米 一辺倒 の近代化 は、日本
れ た ﹃メ ッセ ンジ ャー ナー ス﹄
うとき には、← 患者 の立 場や
同書 ﹁はじめに﹂ 五ペ ージ︶
︵
で開業 した ワ ンルー ムマ ンシ ョ
す る教 育 も買 って いただ こう 。
○主治医 は丁寧 に説明 をし てく
吸引器 など 、最 小限 の必需品 だ
︵
村 松静 子監 修 、甲 畑 優 。武 田
、 価 値 観 を 理解
生活 ︵
背 景︶
かな、﹁ま も る ﹂ かな、﹁そば ﹂
かな、 い や ﹁かば う ﹂、 いや違
され ている と語 った ﹁
Z饉﹁
移の
和語 ﹂ が、﹃野 の花 ホ スピ スだ
ンの 一室 には、電話、ポ ケ ット
たとえ私 ひとり にな っても、十
そ の当時 、病院 や開業医 ≦居
美和 ・川 口奏 子編集、看護 の科
した上 で、 現実的な見通しな
う。何 だろう。
︼
医師 ︵
病 院 ︶ と患 者 ︵
家族 ︶
ベ ル、 コピ ー機 、 ワープ ロ、医
われ る形 で働 く看護師 ︵二〇〇
ん の熱 い思 いが書 かれ ているc
どを アドバイ スし てくれる。
院 と は明 ら かに違 う。在宅 では
ら伺 った言葉 を紹介 しよう 。
︲
一
在宅 で求 められる看護 は、病
十 二年前 、雑誌 の取材 でイ ン
タピ ユーした際 に、村松 さん か
自 ら動 き、対話を重視 し、本人
になるわ け でもな い。あくま で
あ る。 ︵
中略 ︶家族 の言 いな り
実行 しな ければ ならな いことが
し てはならな い。看護師 だ から
とし て行動 す べき こ の時期 を逃
しむ、 い つくしむ、さする、さ
スを意味 する十 四 の和語 ︵つつ
私 たちが忘 れ ているも のが ナー
徳永進 さんが、近代医療 の中 で
会講演 で、野 の花診療所鏡長 ・
二〇〇 四年 の日本生命倫理学
手″が不可欠 。
﹂
紡ぐ には、察す る勘 が必要 。相
手 の心 に向 き合 う ″目 と
な いと考 えられ ていた。
看護師 だけ での開業 は成 り立 た
けし かな か った。
二年 ま では看護婦 ︶は、医師 の
︻
医療技術 が進化 ・高度化 し て
行 為 を し てはな らな いとさ れ、 学社 、 二〇 一六年 ︶ に、村松さ
指 示 があ った場合 以外 には医療
いる今 だ から こそ、看護 のプ ロ
そ こ に医療器具 がな ければ 、手
の意思を尊重 できるよう支援す
村松 さん の、素敵 な ひと言 。
﹁察 し て行 動 、 つな いで紡 ぐ。
︵
同書 一七 一∼ 一
技 だ け でや ら な ければ な ら な
い。救急時 の対応 も、単 に救命
201606-中
魏
魃 赳
武蔵野大学仏教文化研究所研究員
原曲建郎
つ ないで締 ぐ、メッセンジャーナース。