『未完の住まい』 山 健太郎 /YAMAZAKI KENTARO DESIGHN WORK SHOP 中央に生活の中心となる大きなス ペースをつくる構成を提示し、この 構成をいじりながら、多様な用途が 生まれる。 例えば、キッチンからすべてのスペー スを見渡したいという依頼主の要望 にはキッチンと位置付けた箱からど のように残り3つの箱が見えるのか を模型の配置、視線の角度から計算 できる。 一方でもしプライベート空間が欲し ければ、視線が届きにくい箱の角度 や配置を考え、提案できる。 この住宅はクライアントとともに計画案をスタディすることで、クライアント自信も分からない暮らしや空間の使い 方を見つけることを可能にする。住宅の設計においても、求める暮らしを建築空間に置き換えることだけではなく、 求めるものが何であるのかを設計行為を通じて発見できれば、住宅という器はクライアントの人生のための有用な道 具になっていくのではないか。建築は所有を目的とするのではなく、人生を豊かにするための道具であってもらいた いと設計者は考えている。 参考文献 - 住宅特集 2015 年 7 月号 Class: Student ID: Name: Date: No.: デザインスタジオ基礎 71507836 本田 啓記 2015/10/08 001/002
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