Ⅶ 後腹膜気体注入造影(PRP) 後腹膜気体注入造影(pneumoretroperitoneumu;PRP)は後腹膜腔へ酸素ま たは炭酸ガスなどの気体を注入して、後腹膜臓器と空気とのX線吸収率の差か ら後腹膜臓器を描出する方法である.直腸と尾骨の間にカテラン針を 3~4cm 挿 入して約 800ml の気体を注入する.断層撮影を併用することが多かった.時に は血管造影との併用も行われた.X 線 CT や MRI の開発により、多少とはいえ 危険を伴うこの造影法は最近では見られない. 図1:後腹膜気体注入造影 図2:後腹膜気体注入断層撮影(左副腎腫瘍) 図3:後腹膜気体注入と大動脈造影併用(左水腎症) 図1:後腹膜気体注入造影 Copyright© Noriharu Mikata 2015 All Rights Reserved. 図2:後腹膜気体注入断層撮影(左副腎腫瘍) Copyright© Noriharu Mikata 2015 All Rights Reserved. 図3:後腹膜気体注入と大動脈造影併用(左水腎症) Copyright© Noriharu Mikata 2015 All Rights Reserved.
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