加古川市人材育成基本方針(第3次)の概要 基本的な考え方 職員一人ひとりの成長が組織の成長につながります。 職員と組織がそれぞれ責務を果たし、計画的かつ意図的に人材育成を進めることが重要です。 ①『職員の責務』…自らの成長に責任を持ち、自らの意思で能力開発を行うことが必要です。 ②『組織の責務』…職員の能力開発に責任を持って人材育成を推進しなければなりません。 【求められる人材像】 「使命感にあふれ、市民視点を持った『行政のプロ職員』」 社会人としての意識だけでなく、公務員として高い倫理観と人権感覚を持ち、 行政の知識と技能を駆使して市民に奉仕する「プロフェッショナル意識」を 備えた『プロ職員』であることが求められます。 【目指すべき5つの組織像】 人が成長するためには、人が育つ良い組織の中にいることが大切です。 成長しながら機能し続ける強い組織となるために、目指すべき組織の姿を示します。 目指すべき組織像 人が育つ組織 リーダーが継続的に 輩出される組織 価値観が共有され 協力する組織 変化に対応でき チャレンジする組織 ◆「使命感」にあふれた職員 ・よりよい加古川市を実現しようとする情熱がある ・自らが加古川市の担い手であるという職員としての誇りを持っている ・自ら考え、課題解決にチャレンジする強い信念を持っている ◆「市民視点」を持った職員 ・業務を生活者の視点から見て、問題発見することができる ・市民や納税者の立場で考え、説明責任を果たすことができる ・良好なコミュニケーションに基づき、市民と信頼関係・協力関係を築くことができる 【求められる能力】 職位ごとに求められる能力は異なります。 目指すべき行動モデル(コンピテンシーモデル)を示し、成長の到達目標を 組織全体で共有します。 能力開発シートとリンクさせ、コンピテンシーモデルをいつでも参照することが できるようにしています。 職位:管理職、監督職、主査級、主事級以下、技能労務職 能力:組織運営力、思考・計画、知識・姿勢、対人関係力、自己開発力 改定のポイント 「市民志向」の視点を重視した新たな職員像と 人材育成を推進する体制強化を目指すために、 新たに組織像を示しました。 新しい基本方針は、職員及び組織が成長する ための行動指針となるよう定めます。 知が共有される組織 求められる要素 ・効果的に業務担当者のローテーションをしている ・上司や先輩職員が部下や後輩を育てる風土がある ・仕事に責任と権限が与えられ、担当者を支える 組織的な支援体制が整っている ・リーダーが次のリーダーを育てる風土がある ・全職員が次のリーダーになる自覚を持っている ・リーダーの自覚を促す仕組みがある ・組織目標が共有されている ・決断を支える判断基準を持っている ・組織を越えて協力する風土がある ・個人のチャレンジ意識を応援する風土がある ・変化を受け入れる柔軟性がある ・成功事例を取り入れる柔軟性がある ・知識や暗黙知を次代に残す風土がある ・仕事を属人化しない意識がある ・お互いに教え合う風土がある 【取り組みの方向性】 ◆日常業務を通じた能力開発の推進 ① 人事評価制度を活用した人材育成の充実 ② OJT(On The Job Training)の推進と人材育成者の指導力の向上 ◆キャリア形成支援の充実 ① キャリア形成の方向を踏まえた人事異動 ② 人材育成の視点を持った昇格・昇任制度 ◆体系的な職場外研修の構築 ① 能力開発シートとリンクした階層別研修 ② 多様性を取り入れた研修の活用 ◆組織的・継続的な人材育成体系の確立 ① 目標管理制度 ② 人材育成連絡会 ③ 自己研鑚の推進・支援
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