PDF形式

金沢市スポーツ推進計画の策定について
1
計画策定の趣旨
本市の生涯スポーツ振興を柱とした「金沢市民スポーツ振興計画」(平成17年度~
平成26年度)が10年を経過することから、新たなスポーツに関する施策を総合的か
つ計画的に推進する「金沢市スポーツ推進計画」を策定する。
2
計画の概要
(1) 計画期間
10年間(平成27年度~平成36年度)
※社会やスポーツを取り巻く環境変化、計画の進捗状況の把握に努め、
5年を目処に計画を見直す。
(2) 策定方針
スポーツ基本法の施行(平成23年8月)及び国のスポーツ基本計画の策
定(平成24年3月)を踏まえ、
「スポーツを通じて市民が幸福で豊かな生活
を営むことができる社会」の創出を目指すものとし、また本市「重点戦略計
画」及び各課において策定される関連計画との整合性を図り、
“スポーツでま
ちを元気にする”まちづくりをすすめます。
〔参 考〕
・スポーツ基本法(平成二十三年法律第七十八号)
・国「スポーツ基本計画(基本方針)
」
① 子どものスポーツ機会の充実
② ライフステージに応じたスポーツ活動の推進
③ 住民が主体的に参画する地域のスポーツ環境の整備
④ 国際競技力の向上に向けた人材の養成やスポーツ環境の整備
⑤ オリンピック・パラリンピック等の国際競技大会の招致・開催等を
通じた国際貢献・交流の推進
⑥ スポーツ界の透明性、公平・公正性の向上
⑦ スポーツ界の好循環の創出
金沢市スポーツ推進計画骨子(案)
〔基本目標〕
1.多様なスポーツに親しむことができる機会の拡大
【10 年後の姿】
スポーツに親しむ効果が広く市民に理解されて、目的や関心に応じ多様なスポ
ーツに親しむ機会が拡大し、スポーツを愛する市民が増加している。その結果、
1週間に1回以上スポーツに取り組む市民の割合が3人に2人以上となってい
る。
〔取り組みの方向性〕
① 身近で気軽にスポーツをする機会の充実
② 地域スポーツを支える仕組みの充実
③ 地域スポーツクラブ等の組織拡充・支援
④ スポーツを習慣化するための取組み支援
⑤ トップアスリートによるスポーツ教室等の開催
⑥ スポーツ施設の拠点整備及び既存施設の計画的改修
⑦ 施設利用の利便性の向上
〔基本目標〕
2.子どものスポーツ機会の充実
【10 年後の姿】
スポーツの楽しさや魅力を経験することにより、スポーツへの関心が高まり、
スポーツに取り組む習慣が身についている。
スポーツ機会の拡充によって、子どもたちの体力が向上している。
〔取り組みの方向性〕
① スポーツ機会の充実による体力向上策の推進
② スポーツの楽しさや魅力が伝わる取組みの推進
③ スポーツ指導者の研修会等の開催
〔基本目標〕
3.スポーツ交流を通じたまちづくりの促進
【10 年後の姿】
市民のスポーツへの関わり方が拡大し、スポーツをする人、スポーツをみる人、
スポーツを支える人、などが互いに尊重し合い協力している。
スポーツが人を育て、スポーツがまちづくりを推進する意識が共有され、スポ
ーツを支援する個人と組織が増加している。
また、大規模なスポーツイベントの誘致に向けたコミッションが設立され、東
京オリンピック・パラリンピック開催を活かした交流が進んでいる。
〔取り組みの方向性〕
① スポーツ交流事業の推進
② スポーツボランティアの育成・活用の充実
③ 地元プロスポーツチームへの支援拡充
④ 金沢マラソンの継続開催
⑤ スポーツイベントの誘致に向けたコミッションの設立
⑥ 東京オリンピック・パラリンピック開催を活かしたスポーツ交流の促進
〔基本目標〕
4.障害者等のスポーツ活動の促進と環境の整備
【10 年後の姿】
行政の一元化が図られるとともに、障害者、高齢者、女性スポーツ団体等との
連携が図られ、スポーツをする環境や情報提供が整備されている。
〔取り組みの方向性〕
① 各スポーツ団体等との連携による環境の整備
② スポーツに関する情報等の提供と活用