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2015.02.04
品質管理検定センター
品質管理検定試験(QC 検定)レベル表の改定について
品質管理検定運営委員会
委員長
新藤 久和
品質管理検定レベル表改定 WG
主 査
椿 広計
■改定にあたって
品質管理検定試験(QC 検定)は,2005 年の第 1 回開催から 10 年目を迎え,2014 年 9
月に開催された第 18 回までに,延べ受検申込者は 50 万人を突破し,合格者の累計も延べ
30 万人を超えるまでになりました。この場を借りて,品質管理検定を支えてくださった受
検者や受検者をサポートしていただいた皆様方に感謝申し上げます。
■改定の背景・趣旨
レベル表の改定を行った 2008 年から約 6 年が経過し,この間に産業界の品質管理活動へ
のニーズや品質管理及びその周辺の情報技術も進展し,
“品質管理に求められる知識・能力”
も若干変化しています。また,QC 検定においても①準 1 級制度,②繰り返し受検制度とい
う 2 つの新しい制度を導入致しました。
こうした品質管理を取り巻く環境の変化に対応し,QC 検定制度を利用される方々にとっ
てより価値の高いものとするために,約 1 年をかけてレベル表改定に関する検討が行われ
てきました。その結果,レベル表の改定内容について QC 検定の認定組織である一般社団
法人日本品質管理学会から承認が得られ,2015 年 1 月 30 日に Ver.20150130.1 版として公
表することになりました。
■改定のポイント
今回の改定では,以下に述べるような 2 つのポイントを重視して内容の検討を行いまし
た。最も大きな変化としては,②に記載されている通り,従来のレベル表の他に補助表と
して手法編・実践編マトリックスが追加されたことです。このマトリックスにより,各級
に求められる知識内容を俯瞰することができるとの意見を重視し,従来の表とあわせて公
開することとしました。
①
項目の内容について再検討し,必要に応じて項目の分割等の整理・並べ替えを行う。
従来の出題実績なども踏まえ,レベル表に記載されている分類や各項目ついて,その
項目が品質管理活動のどういう部分に対応しているかを明確にしました。また一部の
出題項目についてはアンケート結果等の要望も踏まえ,追加をしました。
②
同一項目における級ごとの出題内容を区別し,明確にする。
手法編・実践編の 2 編からなるマトリックス表と従来の表とを一緒にすることで,出
題内容とその水準についてより分かりやすくしました。
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2015.02.04
品質管理検定センター
それぞれの改定箇所についてはレベル表及びマトリックス表へ赤字及びアスタリスク(*)
で記載してありますので,品質管理検定センターのホームページ
(http://www.jsa.or.jp/kentei/qc/qc-top.asp)で確認してください。
※レベル表の改定に合わせて,2009 年に改定の行われた「4 級の手引き」についても改定
を行いましたので,4 級を受検予定の方は同ホームページでご確認ください。
■新レベル表での試験実施について
第 20 回(2015 年 9 月 6 日)試験から適用となります。
以上
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