資料2 (案) 平成27年 千葉市長 熊谷 月 日 俊人 様 千葉市資産経営推進委員会 委員長 稲生 信男 平成26年度 千葉市の資産経営の推進に関する提言について 千葉市資産経営推進委員会は、千葉市公共施設等総合管理計画(原案)及び資産の総合 評価について、平成26年度は4回の委員会を開催し、専門的見地や市民視点から慎重か つ精力的な議論を重ねてまいりました。 今般、当委員会の意見をとりまとめましたので、下記のとおり提言します。 市におかれましては、本提言について十分検討され、適切に対応されるよう要望いたし ます。 記 1 資産の総合評価について データ評価によるスクリーニングを経て定性評価である総合評価を行い、見直しと なる施設は利用調整へ、継続利用とした施設は計画的保全対象になるなどの評価の枠 組みや、評価にあたっての視点、見直しの方向性など、資産の総合評価の全体的な取 組み内容については、概ね妥当である。 ただし、以下の意見については、対応を検討されたい。 (1)データ評価の測定指標の考え方や算定方法、総合評価の評価基準等について、市 民に適切に伝わるよう表現を工夫すること。 (2)データ評価の建物性能について、グラウンド等の工作物で減価償却資産の耐用年 数を超過している施設が多く、施設の利用に支障があるような印象を与えかねない ため、表現を工夫するとともに、総合評価において、個々の施設の状況を適切に把 握すること。 (3)評価結果が継続利用(当面継続)の施設について、次期評価のサイクルを示す等、 評価後の取り扱いについて考え方を示すこと。 2 千葉市公共施設等総合管理計画(原案)について 計画(原案)に盛り込まれた、まちづくりの重大な転換期において公共施設等の老 朽化問題への早急な対応が必要だとする基本認識、 「人口」 ・ 「都市構造」 ・ 「財政状況」 といった市全体の現状と課題の把握、「公共施設等の現状及び課題」・「公共施設等の 中長期的な経費見通し」といった施設の現状と課題の整理、「管理等に関する基本的 な考え方」やこれに基づく「取り組みの方向性」など、公共施設等の管理にあたって の取り組み内容については、概ね妥当である。 ただし、具体的な記述に係る以下の意見については、対応を検討されたい。 (1)本計画の趣旨が市民に適切に伝わるよう、平易かつ適切な文章やデータを用いる とともに、図を挿入するなど、市民にとって分かりやすい構成や記述内容とすること。 (2)施設の管理・運営において、行政だけでなく、民間活用や、市民参画・協働に よる取り組みを進めることについても記述すること。 (3)公共施設等の中長期的な経費見通しにおける更新単価などの変動要因や、各施設 の取り組み状況など、今後の社会経済情勢の変化に柔軟に対応するため、時期を定め て、本計画の検証、見直しを行うこと。
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