JAグループの自己改革に関する特別決議 政府は、2月13日に与党とりまとめをふまえ、農協改革の法制度等の骨 格を決定した。 この内容は、信用事業の代理店方式など選択による信共分離や JA 連合会の 株式会社化とあわせ、公認会計士監査の導入、都道府県中央会の連合会、全 国中央会の一般社団法人への移行など、JA グループがこれまで経験したこと のない協同組合組織の大転換となるものである。 一方、最大の問題となった准組合員の利用規制については、直ちには決め ず、5年間の実態調査等を行い、そのあり方を決定することとなった。 我々は、将来にわたって「食と農を基軸として地域に根ざした協同組合」 である総合事業を前提に、 「農業や地域経済の発展を共に支えるパートナー」 として准組合員を明確に位置付け、農業所得の増大と地域の活性化に取り組 む。 また、中央会は、組織の総意にもとづいた結集力を一層強化し、組合員・ JA の期待に応えた代表機能、総合調整機能、経営相談・監査機能を発揮でき る新たな中央会を創りあげるとともに、引き続き、JA の経営健全性を確保で きる機能を発揮する新たな監査法人を組成する。 真の農協改革は、JA グループ自らの手によってすすめるとの覚悟のもと、 農協改革が、真に「農業所得の増大、地域の活性化」に結び付くよう、JA グ ループの自己改革に組織の総力をあげて取り組む。 以上、決議する。 平成27年3月6日 全国農業協同組合中央会 第61回通常総会
© Copyright 2024 ExpyDoc