「TPP閣僚会合に関する全中会長談話」を公表しました

プ レ ス リ リ ー ス
平成27年10月8日
報道関係 各位
全国農業協同組合中央会
( J A 全 中 )
TPP閣僚会合(米国・アトランタ)に関する全中会長談話
本会会長の奥野長衛は、別紙のとおり、談話を発表いたしました
ので、ご案内いたします。
【本件に関するお問い合わせ先】
全国農業協同組合中央会(JA全中)広報部広報企画課
電話:03-6665-6010 FAX:03-3217-5072
Email:[email protected]
担当:大嶋、加藤
TPP閣僚会合(米国・アトランタ)に関する全中会長談話
米国・アトランタで行われていたTPP閣僚会合は、当初からの
日程を大幅に延長するかたちで9月30日から6日間行われ、大筋
合意が発表された。
今回の合意によって、農業分野についてはいずれの品目において
も、米国など大輸出国との厳しい競争を余儀なくされることとなり、
生産現場には不安と怒りの声がひろがっている。
そのようななか、既に安倍総理から、持続可能な農業を維持・展
開することにより、安全・安心な食料の安定供給を確保し、引き続
き、農業の多面的機能を発揮していくことについて、国としての明
確な意思が示されたところである。
国会決議に記されている「再生産」を確実にするとともに、後継
者を確保していくには、息の長い農業政策が必要であり、関連法制
度の整備やそれに沿った予算措置など、万全な対応が不可欠である。
また、TPP 合意のもとで農畜産物の輸出条件を改善する取り組みを
行うなど、対策を強化すべきである。
我々としても、ボトムアップによって、全国の農業者の声をきち
んと聞き取り、さらには消費者の声にも十分配慮し、政策提言を行
ってまいる所存である。
政府・与党に対しては、我々との対話と協議のなかで今後の政策
を確立するよう、要請するものである。
平成27年10月8日
全国農業協同組合中央会
会 長 奥 野 長 衛