資産の総合評価シート 施設名 土気あすみが丘プラザ 施設所管課 市民局市民自治推進部市民総務課 緑区地域振興課 評価番号 25-10 1 分析結果 (1)データ評価結果 ①建物性能 ・H5築で比較的新しい施設である。 対ベンチマーク ○ ②利用度 ・稼働率は、34%でCCグループ平均を下回っている。【グループ平均:35.8%】 対ベンチマーク ・平成23年度よりコマ割りを変更したこと等の影響により、稼働率は低下している。 × ③運営コスト ・面積あたり運営コストは、17,106円/㎡で、CCグループ平均よりかなり低い。 対ベンチマーク ○ 【グループ平均 23,556円/㎡ 】 ・指定管理者支出ベースでは、やや減少した。 【H22:64,823千円→H23:61,827千円】 【まとめ】 ・利用度は、CCグループ平均を下回っており、課題である。 ・建物性能、運営コストに大きな課題はない。 (2)現用途の需要見通し ①利用実績の検証 ・H24稼働率は38.4%と前年度の34.4%より、若干上昇した。 【H24CCグループ内順位:14施設中8位】 ・日中と夜間の稼働率の差が大きいが、特定の部屋の稼働率は、夜間でも高い。 【時間帯別稼働率:日中(9-11、11-13、13-15、15-17)・夜間(17-19、19-21) H23:(47.66%、44.0%、46.4%、36.3%)・(14.4%、17.8%) H24:(50.5%、50.8%、47.9%、40.3%)・(20.0%、20.9%)】 ・多目的室、集会室といった広めの部屋や音楽室の稼働率は、昼夜とも5割前後である が、その他の部屋では、夜間は概ね1割未満となっている。 ・利用者の約6割が60歳以上である。 【60~79歳以上 56.3% ・80歳以上 2.6% 】 ・本施設は、他CCとは異なり、CCと公民館の機能を併せもつ施設と位置付けられてい る。また、体育施設の専用利用が可能である。 ②将来の人口動態などを踏まえ た利用状況の変化 ・総人口は減少するが、高齢者は増加する見込み。利用の中心が60歳以上であること から、当面、需要に大きな変化はないと考えられる。 ▶総人口: H27年をピークに減少。 ▶65歳以上人口: H47年まで一貫して増加。 ▶65~74歳人口は、当面75歳以上人口を上回るが、H33に逆転。 ・ただし、過去の利用状況をみると、高齢者数と利用者数は必ずしも比例しておらず、 長期的な利用動向については、利用開始年齢や利用年数、利用頻度、雇用情勢等の 社会的要因等を複合的に検証していくことが必要。 ・あすみが丘地区は、昭和50年代後半から平成初めにニュータウンとして開発された。 現在は、「あすみが丘東」地区の分譲が進められている。 ③将来における効率性の変化 ・利用者減により、設備関係を中心に維持管理コストの効率性が低下する。 ・高齢化するにつれ、昼夜の稼働率の差が広がる可能性がある。 【まとめ】 ・稼働率は上昇傾向。多目的室、音楽室等特定の部屋の稼働率は昼夜を問わず高いが、夜間の稼働率が低い部屋があ る。 ・あすみが丘東地区では、現在も分譲が行われており、人口は増加傾向である。 ・今後、高齢者は増加する見込み。利用の中心が60歳以上であることから、当面、需要に大きな変化はないと考えられ る。ただし、過去の利用状況をみると、高齢者数と利用者数は必ずしも比例しておらず、長期的な利用動向については、 社会的要因等も含めた複合的な検証が必要。 (3)公共施設再配置 ①検討すべき再配置パターン ・本施設は、CCと公民館の機能を併せ持った施設である。 ・周辺に類似施設はない。 ②留意すべき制約条件 ・緑図書館あすみが丘分館との複合施設である。 【まとめ】 ・本施設は、CCと公民館の機能を併せ持った施設である。 ・周辺に類似施設はない。 (4)資産の立地特性 ①重視すべきエリア・資産の特性 ・JR土気駅バス10分。 ・用途地域は商業地域で、幅広い活用が可能。近隣には、ショッピングセンター、飲食 店、郵便局、有料老人ホームなどが設置されている。 ・施設周辺及び駅前を除くあすみが丘地区の大部分は、第一種低層住居専用地域と なっている。 ・土地は、開発事業者より寄付されたものである。 ②公共としての活用ポテンシャル ・周辺地域には、保育園や福祉施設がすでに設置されており、公共としての新たな活 用の可能性は低い。 ③外部転用のポテンシャル ・商業地域であり、幅広い活用が可能。 【まとめ】 ・本施設用地は、宅地開発事業者より寄付されたものである。 ・公共として別用途での活用の可能性は低い。 ・外部転用の場合、用途地域が商業地域で幅広い活用が可能。 2 総合評価 評価結果 継続利用 方向性 ・H5年築で比較的新しい施設である。 ・稼働率は、上昇傾向で、日中は4~8割程度である。 ・CCと公民館の機能を併せ持つ施設として設置され、周辺に類似施設はなく、コミュニティ活動の拠点と なっている。 以上により、本施設については、計画的保全対象施設として、必要な保全を行い、施設の長寿命化を ⑩継続(計画的保 図る。 全対象)
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