資産の総合評価シート 施設名 小中台地域福祉交流館 施設所管課 保健福祉局地域福祉課 評価番号 25-59 1 分析結果 (1)データ評価結果(本施設については、データ評価を行っていない) ①建物性能 ・S56年築で耐震性能も問題ない。 対ベンチマーク - ②利用度 対ベンチマーク ③運営コスト 対ベンチマーク 【まとめ】 ・本施設については、データ評価を行っていないが、建物性能については、課題なしのレベルである。 (2)現用途の需要見通し ①利用実績の検証 ・本施設は、小中台保健センター移転による跡施設活用として、設置した。 ・地域福祉活動を行っている団体又は行おうとする団体が、利用できる施設である。 ・1階を子どもルーム、2階を本施設が利用している。 ・H23に開設し、稼働率は徐々に増加している。 【 H23 8.8% → H24(年平均) 17.9% ※H25.3月 22.4% 】 ・他コミュニティ系施設同様、夜間に稼働率が下がる。 【コマ別稼働率 午前(9-13)25.2%・午後Ⅰ(13-16)20.7%・午後Ⅱ(16-19)8.3%】 ・活動種別では、子ども・子育て支援に関するものが4割程度あり、若い世代の利用も多 いと思われる。また、老人クラブや高齢者を対象とした趣味のサークル活動も行われて おり、CC同様に、高齢者利用も多いと思われる。 ・施設の管理は、市社会福祉協議会に委託しており、管理コストは、コミュニティ系施設 の中では、2番目に低い。 ・無料で利用できる。 ②将来の人口動態などを踏まえた ・千葉市学校適正配置実施方針では、周辺の小中台小学校は大規模小学校となる見 利用状況の変化 込みで、若い世代の利用について、当面、大きな変化はないと考えられる。 ・また、CC等類似施設同様、高齢者利用も相当数あると考えられるため、高齢者数の増 加に合わせ、当面、需要に大きな変化はないと考えられる。 ▶総人口: H27年をピークに減少。 ▶65歳以上人口: H47年まで一貫して増加。 ▶65~74歳人口は、当面75歳以上人口を上回るが、H33に逆転。 ・ただし、CCの過去の利用状況をみると、高齢者数と利用者数は必ずしも比例しておら ず、本施設についても、長期的な利用動向については、利用開始年齢や利用年数、利 用頻度、雇用情勢等の社会的要因等を複合的に検証していくことが必要。 ③将来における効率性の変化 ・利用者減により、設備関係を中心に維持管理コストの効率性が低下する。 【まとめ】 ・H23に設置されたばかりで、稼働率は低いが、定期的に活動する団体も増え、利用は増加傾向である。 ・利用料金が無料であることから、他類似施設との公平性や地域格差解消の観点から、受益者負担の適正化を図るべき。 (公民館も受益者負担の適正化について検討している。) (3)公共施設再配置 ①検討すべき再配置パターン ・周辺には、類似施設である小中台公民館が設置されている。 ・小中台公民館の稼働率は、コミュニティ系施設で5番目に高く、日中では5~8割台と なっている。 ②留意すべき制約条件 ・「小中台公民館の利用ができない場合の代替施設」として、本施設を利用しているケー スがある。 ・小中台保健センター跡施設の利活用について、地元より同施設の設置要望があった。 ・当該地域の子どもルームが不足していたため、本施設の1階に子どもルームが設置さ れた。 【まとめ】 ・1階に設置されている子どもルームは、当面継続が必要であり、本施設を廃止したとしても、建物を除却することは困難。 ・小中台公民館の稼働は良好で、当面現状のまま推移するものと思われる。 (4)資産の立地特性 ①重視すべきエリア・資産の特性 ・JR稲毛駅徒歩10分。バス路線沿いで交通の便が良い。 ・住宅街の中に位置し、周辺には、小学校や保育園、千葉大学の寮などがある。 ・総武線快速が停車し、都内への通勤、通学にも便利。 ②公共としての活用ポテンシャル ・周辺には、多くの保育所等が設置されており、子育て世代の居住が多いと考えられる。 ・子育てリラックス館等子育て世代の居住を促進するような活用が考えられる。 ③外部転用のポテンシャル ・用途地域は、第一種中高層住居専用地域。 ・住居利用のほか、小売店舗などの利用が可能。 ・隣接して、保育園が設置されており、駐車場、園庭等隣接者処分で活用する可能性も ある。 【まとめ】 ・周辺には多くの保育所・保育園が設置されており、公共としては、子育て世代の居住を促進する施設設置等の可能性は ある。 ・外部転用の場合、交通状況、周辺環境も良好で、活用のポテンシャルは高い。 2 総合評価 評価結果 ・本施設は、地元住民の要望を踏まえ、小中台保健センターの跡施設を活用して設置された施設である。 ・開設以降、稼働率は徐々に上昇している。 継続利用 ・周辺にある小中台公民館は、日中時間帯は、稼働率が5~8割台である。 ・本施設が、小中台公民館を利用できない団体の受け皿となっている面もある。 方向性 ⑨当面継続 ・子どもルームとの複合施設であり、子どもルーム需要は、当面、現状のまま推移する見込みである。 ・以上により、子どもルームや小中台公民館の動向を注視しつつ、当面継続とする。 ・また、他類似施設との公平性や地域格差解消の観点から、、受益者負担の適正化を図るべき。
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