25-26(PDF:251KB)

資産の総合評価シート
施設名
小中台公民館
施設所管課
教育委員会生涯学習部生涯学習振興課
評価番号
25-26
1 分析結果
(1)データ評価結果
①建物性能
・新耐震基準。残耐用年数26年。平成23年度末のFCIは23.02%
対ベンチマーク
○
②利用度
・グループ平均を上回る
対ベンチマーク ・H21~H23 3か年平均 51.9%(グループ平均:38.0%)
○
③運営コスト
・グループ平均より高い
対ベンチマーク ・H21~H23 3か年平均 37,760円(グループ平均(図書館なし):31,217円)
×
【まとめ】
・建物性能、利用度は課題なし。
・運営コストは課題ありだが、中核公民館であり人件費が率・額ともに多くを占めており、単位あたり運営コストは高くなっている。
(2)現用途の需要見通し
①利用実績の検証
・稼働率 【1日/午前/午後/夜間】
H22【52.1%/60.7%/66.3%/29.3%】 ※調理室25%
H23【50.6%/60.9%/63.9%/25.7%】 ※調理室28%
であり、日中と夜間の差が大きい。
・また、調理室は他の諸室に比べて低い。
・ただし、他館に比べ、夜間・料理室ともに高い水準である。
②将来の人口動態などを踏まえた ・公民館は、年代別の利用状況が不明であるが、CCと同様、日中の稼働率が高く、夜
利用状況の変化
間利用が極端に下がる。よって、CCの利用者の大半が60歳以上であることから、類似
機能である公民館も同様の傾向が推測される。
・稲毛区の総人口はH27をピークに減少に転じる見込みであるものの、利用の中心と思
われる65~74歳人口は、今後横ばい傾向で推移する見込みである。しかし、過去のC
Cの利用者数の状況をみると、高齢者数と利用者数は必ずも比例しておらず、本施設
についても長期的な利用動向については、利用開始年齢や利用年数、利用頻度、雇
用情勢等の社会的要因等を複合的に検証していくことが必要。
③将来における効率性の変化
・調理室の見直しなど効率化の検討は必要。
【まとめ】
・稼働率は50%台前半であり、公民館平均よりかなり高く推移。他の公民館同様、日中と夜間で稼働率の差が大きい。
・また、調理室は他の諸室に比べて低いが、他館に比べ、夜間・料理室ともに高い水準である。
・現在、利用料金は無料であるが、受益者負担の適正化について検討中。
(3)公共施設再配置
①検討すべき再配置パターン
・穴川コミュニティセンターはコミュニティセンター平均より稼働率が15%高く、また、穴
川コミュニティセンターに移転させると中学校区が変わるため不可(轟町中学校区)。
・近隣の小中台小は学校の耐用年数を60年とした場合、残耐用年数は13年。
・本施設と小中台小では残耐用年数に差がある(13年差)。
・周辺施設との複合化や機能統合、また更新時の学校との合築も難しい。
②留意すべき制約条件
【まとめ】 ・穴川コミュニティセンターはコミュニティセンター平均より稼働率が15%高く、また、穴川コミュニティセンターに
移転させると中学校区が変わるため不可(轟町中学校)。
・近隣の小中台小は学校の耐用年数を60年とした場合、残耐用年数は13年。
・本施設と小中台小では残耐用年数に差がある(13年差)。
・周辺施設との複合化や機能統合、また更新時の学校との合築も難しい。
(4)資産の立地特性
①重視すべきエリア・資産の特性 ・市街化区域(第一種住居地域)。
・京葉道路穴川ICと国道16号へ至近。
・JR稲毛駅より徒歩圏内。
②公共としての活用ポテンシャル ・公共交通アクセス・接道条件とも良好で、立地条件は良いが、他の周辺施設である
穴川コミュニティセンターや稲毛図書館なども同様に立地条件は良い。
③外部転用のポテンシャル
・鉄軌道駅から近く、京葉道路・国道16号へのアクセスもよく、用途地域も第一種住居
地域であり、外部転用のポテンシャルは高い。
【まとめ】
・鉄軌道駅から近く、京葉道路・国道16号へのアクセスもよく、用途地域も第一種住居地域であり、
外部転用のポテンシャルは高い。
2 総合評価
評価結果
継続利用
・穴川コミュニティセンターはコミュニティセンター平均より稼働率が15%高く、また、
穴川コミュニティセンターに移転させると中学校区が変わるため不可(轟町中学校)
・近隣の小中台小は学校の耐用年数を60年とした場合、残耐用年数は13年。
方向性
・立地、稼働状況ともに良く、周辺施設との複合化や機能統合、また更新時の学校との合築も難しい
ことから、継続利用として、必要な保全に努める。
⑩継続(計画的
・なお、現在、利用料金は無料であるが、受益者負担の適正化について検討中。
保全対象)