25-33(PDF:255KB)

資産の総合評価シート
施設名
千城台公民館
施設所管課
教育委員会生涯学習部生涯学習振興課
評価番号
25-33
1 分析結果
(1)データ評価結果
①建物性能
・Is値0.97。残耐用年数9年。平成23年度末のFCIは24.60%
対ベンチマーク
×
②利用度
・グループ平均を上回る
対ベンチマーク ・H21~H23 3か年平均 43.7%(グループ平均:38.0%)
○
③運営コスト
・グループ平均より高い
対ベンチマーク ・H21~H23 3か年平均 34,751円(グループ平均(図書館なし):31,217円)
○
【まとめ】
・建物性能に課題あり。利用度、運営コストは課題なし。
(2)現用途の需要見通し
①利用実績の検証
・稼働率 【1日/午前/午後/夜間】
H22【41.9%/51.1%/55.5%/19.0%】 ※調理室5%
H23【45.4%/55.6%/61.2%/18.0%】 ※調理室8%
であり、日中と夜間の差が大きい。
・また、調理室は他の諸室に比べて低い。
②将来の人口動態などを踏まえた ・公民館は、年代別の利用状況が不明であるが、CCと同様、日中の稼働率が高く、夜
利用状況の変化
間利用が極端に下がる。よって、CCの利用者の大半が60歳以上であることから、類似
機能である公民館も同様の傾向が推測される。
・若葉区の総人口はすでに減少に転じているものの、利用の中心と思われる65~74歳
人口は、今後横ばい傾向で推移する見込みである。しかし、過去のCCの利用者数の状
況をみると、高齢者数と利用者数は必ずも比例しておらず、本施設についても長期的な
利用動向については、利用開始年齢や利用年数、利用頻度、雇用情勢等の社会的要
因等を複合的に検証していくことが必要。
③将来における効率性の変化
・複合化や、調理室の見直しなど効率化の検討は必要。
【まとめ】
・稼働率は40%台前半であり、公民館平均より高く推移。但し他の公民館同様、日中と夜間で稼働率の差が大きい。
・将来的には近隣の学校の家庭科室を活用するなどの効率化を検討すべき。
・現在、利用料金は無料であるが、受益者負担の適正化について検討中。
(3)公共施設再配置
①検討すべき再配置パターン
・同一敷地内に公共施設が集積しており、本施設、若葉図書館、複合施設(千城台コ
ミュニティセンター、若葉文化ホール、千城台市民センター、青少年サポートセンター東
分室)が立地している。
・残耐用年数は若葉図書館が11年、千城台コミュニティセンターが28年。
・本施設と千城台コミュニティセンターは両施設ともホール等同一の部屋に利用集中。
・本施設・若葉図書館ともに耐用年数が近づいており、類似機能である千城台コミュニ
ティセンターを含む複合施設との複合化を検討すべき。
・なお、周辺の小・中学校が統合の協議中であるが、同一敷地内にある複合施設との複
合化を優先する。
②留意すべき制約条件
【まとめ】
・同一敷地内に公共施設が集積しており、本施設、若葉図書館、複合施設(千城台コミュニティセンター、若葉文化ホール、
千城台市民センター、青少年サポートセンター東分室)が立地している。
・残耐用年数は若葉図書館が11年、千城台コミュニティセンターが28年。
・本施設と千城台コミュニティセンターは両施設ともホール等同一の部屋に利用集中。
・本施設・若葉図書館ともに耐用年数が近づいており、類似機能である千城台コミュニティセンターを含む複合施設との複
合化を検討すべき。
・なお、周辺の小・中学校が統合の協議中であるが、同一敷地内にある複合施設との複合化を優先する。
(4)資産の立地特性
①重視すべきエリア・資産の特性
・市街化区域(第一種住居地域)。
・県道53号線(千葉川上八街線)に近い。
・千城台駅に公共施設・商業施設が集積。
②公共としての活用ポテンシャル
・公共施設が集積している街区なので、ポテンシャルは高い。本施設を含む周辺施設
を一体的に整備する場合、建替え用地になり得る。
③外部転用のポテンシャル
・鉄軌道駅から近く、用途地域も第一種住居地域であるが、
近隣商業施設の存在などから、事業面で制約を受ける。
【まとめ】
・公共施設が集積している街区なので、公共としてのポテンシャルは高い。
・本施設を含む周辺施設を一体的に整備する場合、建替え用地になり得る。
・外部転用としては、鉄軌道駅から近く、用途地域も第一種住居地域であるが、近隣商業施設の存在などから、事業面で制
約を受ける。
2 総合評価
評価結果
・同一敷地内に本施設、若葉図書館、複合施設(千城台コミュニティセンター、若葉文化ホール、千城台市
民センター、青少年サポートセンター東分室)が立地している。
継続利用
・類似機能である千城台コミュニティセンターと本施設は両施設ともホール等同一の部屋に利用集中。
方向性
⑨当面継続
・本施設及び若葉図書館と、千城台コミュニティセンターの残耐用年数が離れていることから、本施設及び
若葉図書館に必要な修繕を実施し、千城台コミュニティセンター・若葉文化ホール含む複合施設の大規模
改修のタイミングで必要規模を精査の上、複合化を検討すべき。
・なお、現在、利用料金は無料であるが、受益者負担の適正化について検討中。