子どもの現状(PDF:165KB)

公開講座
9/22 資料
子どもの現状
子ども・家庭・地域の理解
1.現在の日本の青尐年を見ると
①世界第二の尐子国
②幼児はままごと遊びができなくなり、
③小中学生はいじめ、不登校が増加し、
④高校生は自分に対する意識が持てず
⑤大人になっても結婚せず
⑥親になっても…
2.従来はバランスのとれていたこども環境
→
全人的教育が可能
家庭
学校
地域
3.社会システムの変化につれてコミュニケーションが変わった
※ 育った世代による価値観のズレに気づこう→資料
....
① コミュニケーションとは意味や感情を直接やりとりすること
(単なる情報伝達はコミュニケーションではない。コミュニケーションするか
ら集団となる)
② 自己中心性と過剰同調
(コミュニケーション能力は高いが処理能力が不足している)
③集団の関わる体験不足
(現実社会でのコミュニケーショントレーニングが課題)
1
公開講座
4.現代の保護者の一般的傾向 → 子ども以上に支援が必要
①異年齢集団の経験が尐ない
②自己中心的な傾向が強い
③私語が多く、けじめがない
④常に不安感を持っている
⑤役割分担の本当の意味がわかっていない
⑥年長者でも年尐者の子育てのリードは苦手
5.保護者への対応の具体的な方法
①カウンセリング的聴き方がベストではない
②クレーム時はチャンスと考える
③常に保護者に話しかけられる場と姿勢を示す
④できる事とできない事を明らかにする
⑤対決をおそれることはない
⑥職員の状況共有で対応する
2
9/22 資料
公開講座
9/22 資料
マンガで知る子どもと家族の変遷
サザエさんの時代
ちびまる子ちゃん
の時代
クレヨンしんちゃんの
時代
戦後復興期
(1945~1959 年)※
高度経済成長期
(1960~1974 年)
バブル崩壊期
(1975~)
【三世代同居】
【三世代同居】
【核家族化】
家
夕食時に家族全員が居
間に揃う
曜日や時間によって欠
員ができる
族
(家族集団の結びつき強
(家族の個別化・個室化)
固)
地
域
社
会
子
ど
も
集
【隣近所中心】
異世代間交流
同世代間交流
(地域文化等の伝承が盛
(学校を中心とした文化
ん)
コ
ミ
ュ
ニ
ケ
|
【孤立化】
交流)
【異年齢集団】
遊びを通した人間関係
(生活技術・生活習慣・社
会的能力の伝達が可能)
【同年齢集団】
【群集化】
遊び・おけいこごと・
塾等、興味や趣味によ
る人間関係
(指導者・大人と子ども活
団
価
値
観
【子どもの同級生の家
族中心】
動への介入)
【価値の多様性容認】
(違っていることは当たり
前)
【等質化の視点】
(みんなと同じでありた
い)
【開放型】
(誰とでも)
【マニュアル化の視点】
(みんなと同じでなければ
ならない)
【中間型】
(同じ価値を共有する人
に開放)
【閉鎖型】
(めったに完全に開放する
ことはない)
シ
ョ
ン
の
形
※カッコ内の年代は明石要一著{戦後の子ども観を見直す}(1995 年明治図書)によった
3