「浦安市後期子育て支援総合計画」の策定にあたって 昨年、民間が行ったアンケート調査で、子育てしやすいまちとして、本市の 新浦安駅が1位、浦安駅が2位にランキングされました。 「子ども」は、いつの 世も時代の宝。幼少期の環境次第で、その子の一生は決まるとも言われること から、これまで積極的に取り組んできた子育て支援施策が評価されたものと思 っています。 しかし、平成 20 年の浦安市の合計特殊出生率は 1.14 と、国や千葉県の平均 をも下回る低い数値に止まっています。子育て家庭の転入による社会増により、 子どもの人口自体は増加していますが、少子化と同様に、核家族化が進行する 中で多様な子育て支援施策の充実が求められています。 国においては、過去 30 年間、出生率が下がり続け、平成 19 年度以降、人口 減少時代を迎えています。 急速な少子化の進行は、経済成長や社会保障制度の維持、地域社会の活力な どに深刻な影響を与えるほか、子どもたちが同世代の仲間と切磋琢磨して健や かに育つ環境を失うなど、社会生活に様々な影響を及ぼすと危惧されています。 少子化の流れを変えていくためには、社会全体で、子育てに理解と広がりを もった取り組みが進められることが重要となりますが、本市としては、引き続 き、地域全体で子どもを育む環境づくり、子育て力の向上のために、全力で取 り組んでいく所存です。 「浦安に暮らす子どもが健やかに育ち、子育てをする家庭が安心して子育て ができ、子どもが浦安で育ってよかったと実感できるまち」の実現のために、 市民、関係機関、市が協働して、この計画に盛り込んだ施策・事業の展開や進 捗の管理に積極的に取り組んで参ります。 本計画策定にあたり、多大なご尽力を賜りました策定委員会の皆様をはじめ、 アンケート調査などでご意見をいただきました多くの市民の皆様に厚くお礼申 し上げますとともに、本市の子育て支援に一層のご理解とご協力をお願いいた します。 平成 22 年3月 浦安市長 松崎 秀樹
© Copyright 2024 ExpyDoc