事業構造の変革

事業構造の変革
お客様は
本業に回帰
沖
電気グループが基盤を置くIT 業界は、技術革新が速く変化の
激しい市場です。ブロードバンドネットワークの普及や音声・
e社会
映像・データを融合したトリプルプレー・サービスの進展にともない、
従来よりはるかに進化したユビキタス・サービスの提供が求められて
います。こうした「e社会」の進展にともない、当社グループのお客様
エンドユーザ
のビジネス環境も急速に変化しています。
こうしたなか、沖電気グループは、2006 年度を事業構造の変革の
年と位置付けます。重要課題として以下の3 点に取り組み、事業構造
の変革を進め、
「e 社会」のキープレーヤーを目指します。
1.
官公庁
自治体
公共機関
通信
キャリア
金融機関
エンター
プライズ
沖電気グループのお客様
ユビキタス・ネットワーク/ユビキタス・サービス
柔軟かつスピーディーな事業運営
AP@
μPLAT ®
PLAT ®
独自の経営スタイルである「ネットワーク型カンパニー経営」を強
化します。グループ内の社内カンパニーや関連企業が柔軟に結びつ
トリプル
e えい
ぞう™
e おと ®
低消費
高耐圧
プレー
電力
いて事業を進めることで、シナジー効果の創出を促進します。
決済
セキュ
メカトロ
LED
リティ
ニクス
プリンタ
ユビキタス・ネットワーク/ユビキタス・サービスを支える
技術・プラットフォーム・商品
アライアンスによる
共同開発
技術・商品補完
キープレーヤーとして
沖電気グループらしい
強い技術・プラットホーム
商品の提供
「強い事業構造」を構築し、
「e社会」のキープレーヤーを
2.
3.
沖電気グループは、
「 e 社会」のキープレーヤーとなるために不可
新規事業としては、サービス/ソフトウェア事業拡大による利益創出、
欠な強い技術を数多く持っています。これらを基盤に、各主要事業
海外事業の拡大、部門横断による新規事業の創出加速に注力します。
をさらに「強い事業構造」にするため、以下の変革を進めます。
サービス/ソフトウェア事業については、お客様が本業に集中でき
「強い事業構造」構築のための基盤事業の変革
新規事業の拡大
るよう、業務運営に役立つサービスおよびソフトウェアの提供に注力
注力領域のさらなる明確化
します。
競争優位性・差別化技術のある領域に資源を集中させるとともに、
海外事業については、既に海外展開している半導体やプリンタ事業
アライアンス強化による共同開発や技術・商品補完をすることで、注
に加え、情報通信システム事業においても、国内で強みを持つ技術・
力事業を明確化します。
商品を展開するため、さらなる体制の強化を図ります。特に成長著し
い中国市場での事業拡大を目指します。
技術・商品の企画開発力の強化
また、グループ内に部門横断プロジェクトを設置し、グループ内で
現有する技術・商品をさらに強化する一方で、核となる新たな技
保有する強みを融合することで、ユビキタス・サービス分野での事業
術・商品を創出します。既に金融・通信キャリア市場向けの事業や
創出を加速します。
半導体事業を中心に、商品の企画開発体制の整備・強化を進めてい
ます。
このような事業構造の変革によって、
「 e 社会」のキープレーヤーと
して認知されるグローバル企業となることを目指します。
マーケティング力、営業・販売力の強化
2007 年度は、連結売上高 7,600 億円以上、営業利益 300 億円以上、
市場の変化に柔軟に対応し、収益を拡大するために、マーケティ
当期純利益120 億円以上、ROE8.4%以上、ネットD/Eレシオ1.5 倍
ングおよび営業・販売力を強化していきます。またメカトロニクスや
以下を目標としています。
トリプルプレー関連など強みを持つ商品については、間接販売チャ
ネルの拡大も図ります。
目指します。