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2015 年 2 ⽉ 25 ⽇
Shinko Asset Management Co., Ltd.
イエレン議⻑、利上げ開始に向け慎重に地ならし
◆イエレン議⻑は利上げに際して柔軟な姿勢を⽰す
イエレン FRB(⽶連邦準備制度理事会)議⻑は 2 ⽉ 24 ⽇、上院銀⾏委員会で⾦融政策に関する議会証⾔を⾏いま
した。この中でイエレン議⻑は、FRB が早過ぎる時期に利上げを⾏えば、景気の回復や労働市場の改善を損ないか
ねないとの⾒⽅を⽰しました。また、⾦融政策の正常化を始めるまで「⾟抱強く(patient)」いられる、との FOMC
(⽶連邦公開市場委員会)声明の表現について、少なくとも今後 2 回の FOMC で利上げを⾏う可能性が⼩さいこと
を⽰していると強調しました。また、声明⽂の変更がその後の数回の会合での政策⾦利変更に直接結びつくもので
はないことも⾔明しました。
議会証⾔を受け、FRB は利上げを急いでいないとの⾒⽅が強まり、24 ⽇の⽶国市場では⽶国 10 年国債利回りが
前⽇の 2.05%台から 1.98%台へ低下しました。このほか、外国為替市場で⽶ドルは円に対し議会証⾔開始前の 119
円台半ばから⼀時 118 円 70 銭台まで下落したほか、ブラジルレアルや南アフリカランドなど資源国通貨に対して
⼤きく値を下げる展開となりました。
(円)
125
【 円/米ドルと米国10年国債利回りの推移】
(%)
3.2
120
3.0
115
2.8
110
2.6
105
2.4
100
2.2
95
1.8
米国10年国債利回り(右軸)
85
80
13/1
2.0
円/米ドル(左軸)
90
13/4
13/7
期間:2013年1月2日~2015年2月24日(日次)
13/10
14/1
14/4
14/7
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
1.6
14/10
1.4
15/1
(年/月)
上記グラフは過去の実績を⽰したものであり、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを⽰唆あるいは保証するものではありません。
当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と
なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、
その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し
込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう
え、詳細をよくお読みいただき、投資に関する最終決定は、ご⾃⾝の判断でなさるようお願いします。
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2015 年 2 ⽉ 25 ⽇
Shinko Asset Management Co., Ltd.
◆円/⽶ドルや⽶国⻑期⾦利は当⾯もみ合いが続くと予想される
⽶国では、雇⽤者数の増加ペースが加速しつつあるほか個⼈消費も堅調に推移するなど、⾜もとで景気拡⼤基調が
継続しています。しかし、賃⾦や物価については緩慢な伸びに⽌まっており、リーマン・ショック前の⽔準を下回
る状況が続いています。
また、2 ⽉以降発表された経済指標には中古住宅販売や消費者信頼感指数、製造業景況感など、回復傾向⼀服の動
きを⽰すものが散⾒されることから、FRB は経済指標動向をにらんだ⾦融政策の舵取りを続けるとみられます。
円/⽶ドル相場や⽶国⻑期⾦利は FRB の⾦融政策の⾏⽅を探りつつ、当⾯もみ合いが続くと予想されます。
【 米国の時間当たり平均賃金と消費者物価の推移】
(前年同月比%)
5
時間当たり平均賃金
4
消費者物価(食品・エネルギーを除く)
3
2
1
0
00
01
02
03
04
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15
(年)
期間:2000年1月~2015年1月(月次、消費者物価は2014年12月まで) 出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
※時間当たり平均賃金は、生産労働者および非管理職
【 米国の中古住宅販売件数と消費者信頼感指数の推移】
(百万戸)
9
160
中古住宅販売件数(左軸)
8
140
消費者信頼感指数(右軸)
7
120
6
100
5
80
4
60
3
40
2
20
00
01
02
03
04
05
06
07
08
期間:2000年1月~2015年2月(月次、中古住宅販売件数は2015年1月まで)
※消費者信頼感指数は、コンファレンスボード(1985年=100)
09
10
11
12
13
14
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
15
(年)
上記グラフは過去の実績を⽰したものであり、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを⽰唆あるいは保証するものではありません。
当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と
なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、
その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し
込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう
え、詳細をよくお読みいただき、投資に関する最終決定は、ご⾃⾝の判断でなさるようお願いします。
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◆今後はファンダメンタルズの⾒極めが重要
今後の利上げ開始時期については FRB 内部でも⾒⽅が分かれています。こうしたなか、2 ⽉ 18 ⽇に公表された
FOMC 議事要旨では、利上げ開始時期に関連したリスクを考慮したうえで、多くの FOMC 参加者の考えが、政策⾦
利をしばらくの間、事実上の下限で維持する⽅向に傾いたことが⽰されました。
FOMC 議事要旨公表や今回のイエレン議⻑の議会証⾔を受け、利上げ開始時期が早まるとの⾒⽅は市場ではいっ
たん後退したとみられます。ただし、イエレン議⻑は利上げに際して期限を定めず柔軟な姿勢を⽰したことから、
利上げ開始に向け慎重に地ならしに取り掛かったとみることができます。
イエレン議⻑の証⾔から、3 ⽉ 17-18 ⽇に開催される FOMC の声明⽂で「⾟抱強く」との表現に変更があった場
合でも市場は直ちに利上げを織り込む動きに結びつくとは限らず、これまでよりも声明⽂の重要性はやや低下した
と考えられます。今後の⾦融政策の変更を予想するためには、労働市場やインフレ動向など⽶国のファンダメンタ
ルズを⾒極めることがより⼀層重要になると思われます。
以上
当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と
なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、
その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し
込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう
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投資信託へのご投資に際しての留意事項
【投資信託にかかるリスクについて】
投資信託は、主に国内外の株式や公社債などの値動きのある証券を投資対象としています。投資した当該資
産の市場における取引価格の変動や為替相場の変動などの影響により基準価額が変動します。これらの運⽤に
よる損益は、すべて投資者のみなさまに帰属します。したがって、投資者のみなさまの投資元本は保証されて
いるものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。なお、投資信
託は預貯⾦とは異なります。
【投資信託にかかる費⽤について】
新光投信が運⽤する投資信託については、ご投資いただくお客さまに以下の費⽤をご負担いただきます。
■購⼊時に直接ご負担いただく費⽤
・購⼊時⼿数料:上限 4.104%(税抜 3.8%)
■換⾦時に直接ご負担いただく費⽤
・信託財産留保額:上限 0.5%
・公社債投信およびグリーン公社債投信の換⾦時⼿数料
:取得年⽉⽇により、1 万⼝につき上限 108 円(税抜 100 円)
・その他の投資信託の換⾦時⼿数料:ありません。
■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費⽤
・運⽤管理費⽤(信託報酬):年率で上限 2.484%(税抜 2.4%)
■その他の費⽤・⼿数料
・上記以外にファンドの監査報酬、有価証券売買時の売買委託⼿数料、資産の保管などに要する費⽤などがかかり
ます。
「その他の費⽤・⼿数料」については、定率でないもの、定時に⾒直されるもの、売買条件などに応じて異
なるものなどがあるため、当該費⽤および合計額などを表⽰することができません。
◎⼿数料などの合計額については、購⼊⾦額や保有期間などに応じて異なりますので、表⽰することができません。
《ご注意》
上記に記載しているリスクや費⽤項⽬につきましては、⼀般的な投資信託を想定しております。費⽤の料率につき
ましては、新光投信が運⽤するすべての投資信託(設定前のものを含みます。)のうち、お客さまにご負担いただく、
それぞれの費⽤における最⾼の料率を記載しております。
投資信託は、それぞれの投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国などが異なること
から、リスクの内容や性質が異なり、費⽤もそれぞれの投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、
事前によく投資信託説明書(交付⽬論⾒書)や契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をご覧くださ
い。
商 号 等: 新光投信株式会社
⾦融商品取引業者
関東財務局⻑(⾦商)第339号
加⼊協会: ⼀般社団法⼈投資信託協会
⼀般社団法⼈⽇本投資顧問業協会
当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と
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