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2015 年 3 ⽉ 2 ⽇
Shinko Asset Management Co., Ltd.
中国⼈⺠銀⾏が 3 ヵ⽉ぶりの利下げ
◆中国⼈⺠銀⾏が追加利下げを発表
中国⼈⺠銀⾏(中央銀⾏。以下、⼈⺠銀⾏)は、2 ⽉ 28 ⽇、1年物貸出基準⾦利を 0.25%引き下げ 5.35%とし、
同預⾦基準⾦利を 0.25%引き下げ 2.5%にすると発表しました。利下げは 2014 年 11 ⽉以来、約 3 ヵ⽉ぶりです。
⼈⺠銀⾏は、実質⾦利を経済成⻑、物価、雇⽤の基調的な推移に⾒合う⽔準に維持するため今回の政策決定を⾏
ったとしています。
【政策金利の推移】
(%)
8
7
6
5
4
3
2
1年物貸出基準金利
1
1年物預金基準金利
0
07
08
09
期間:2007年1月4日~2015年3月2日(日次)
10
11
12
13
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
14
15
(年)
上記グラフは過去の実績を⽰したものであり、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを⽰唆あるいは保証するものではありません。
◆「穏健な⾦融政策という政策の基本姿勢の変更を意味しない」の真意は?
⼈⺠銀⾏は、2014 年 11 ⽉に約 2 年 4 ヵ⽉ぶりの利下げを決定して以降、今回の利下げ以外にも、2 ⽉ 4 ⽇に全
ての商業銀⾏を対象に預⾦準備率を 0.5%引き下げるなど⾦融緩和を強化しています。しかし、声明では「穏健な
⾦融政策という政策の基本姿勢の変更を意味しない」としており、⾏動と⼀⾒⽭盾する⾒解を⽰しています。その
真意を推察すると、⼈⺠銀⾏は、企業部⾨の債務の積み上がりに警戒感を⽰しつつも、インフレ率の低下を受けた
実質⾦利の上昇や海外からの資⾦流⼊圧⼒後退による通貨供給量の減速といった意図せざる⾦融引締めを防ぐ必要
性を強調したものと思われます。そのため、⼈⺠銀⾏は、実質⾦利の⽔準や通貨供給量の適切な伸びを維持するた
めの政策調整を今後も実施すると考えられます。
当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と
なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、
その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し
込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう
え、詳細をよくお読みいただき、投資に関する最終決定は、ご⾃⾝の判断でなさるようお願いします。
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2015 年 3 ⽉ 2 ⽇
Shinko Asset Management Co., Ltd.
◆⾦利⾃由化が着実に進展
⼈⺠銀⾏は、利下げとあわせて市中銀⾏の預⾦⾦利の基準⾦利に対する上限規制を 1.2 倍から 1.3 倍へ引き上げ
ると発表しています。
預⾦⾦利の基準⾦利に対する上限規制は 2012 年 6 ⽉に 1.1 倍へ、2014 年 11 ⽉に 1.2 倍へと段階的に引き上げ
られていますが、1.1 倍から 1.2 倍への引き上げまでに約 2 年半の空⽩期間があった⼀⽅、1.2 倍から 1.3 倍への
引き上げが約 3 ヵ⽉で決定されたことは、当局が⾦利⾃由化を⼀段と推進する⽅針であることを反映していると考
えられます。
こうした動きは、共産党第 18 期中央委員会第 3 回全体会議(2013 年 11 ⽉開催)で提⽰された「資源配分の決
定的な役割を市場に果たさせる」との改⾰⽅針に沿うものであり、⾦利⾃由化が着実に進展していると評価できま
す。
◆今後のポイント
2014 年 11 ⽉に利下げが決定されて以降のインフレ率の低下幅が今回の利下げ幅である 0.25%を超えることや、
銀⾏システムの外貨購⼊額が国外への資⾦流出を⽰唆していることを考慮すれば、⼈⺠銀⾏は今後⼀段の利下げや
預⾦準備率の引き下げを実施すると想定されます。
なお、3 ⽉ 5 ⽇より開催される全国⼈⺠代表⼤会において通年の成⻑率⽬標が+7%に引き下げられるとみられて
おり景気の先⾏きが懸念されます。しかし、⾜もとの⾦融緩和の動きに加えて政府が 2 ⽉ 25 ⽇に減税やインフラ
投資推進といった財政政策の強化を表明していることから、中国経済の急速な減速は回避されると考えられます。
【消費者物価および生産者物価の推移】
(前年同月比%)
15
消費者物価
生産者物価
10
5
0
-5
-10
07
08
09
期間:2007年1月~2015年1月(月次)
10
11
12
出所:ブルームバーグのデータを基に新光投信作成
13
14
15
(年)
上記グラフは過去の実績を⽰したものであり、将来の経済、市況、その他の投資環境にかかる動向などを⽰唆あるいは保証するものではありません。
以上
当資料は新光投信が作成したものであり、⾦融商品取引法に基づく開⽰書類あるいは販売⽤資料のいずれでもありません。当資料は証券投資の参考と
なる情報の提供を⽬的とし、投資の勧誘を⽬的としたものではありません。当資料は信頼できると考えられるデータなどに基づき作成していますが、
その内容の正確性・完全性を保証するものではありません。当資料は事前の通知なしに内容を変更することがあります。特定ファンドの購⼊のお申し
込みの際は、販売会社から投資信託説明書(交付⽬論⾒書)および契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をあらかじめお受け取りのう
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投資信託へのご投資に際しての留意事項
【投資信託にかかるリスクについて】
投資信託は、主に国内外の株式や公社債などの値動きのある証券を投資対象としています。投資した当該資
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よる損益は、すべて投資者のみなさまに帰属します。したがって、投資者のみなさまの投資元本は保証されて
いるものではなく、基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。なお、投資信
託は預貯⾦とは異なります。
【投資信託にかかる費⽤について】
新光投信が運⽤する投資信託については、ご投資いただくお客さまに以下の費⽤をご負担いただきます。
■購⼊時に直接ご負担いただく費⽤
・購⼊時⼿数料:上限 4.104%(税抜 3.8%)
■換⾦時に直接ご負担いただく費⽤
・信託財産留保額:上限 0.5%
・公社債投信およびグリーン公社債投信の換⾦時⼿数料
:取得年⽉⽇により、1 万⼝につき上限 108 円(税抜 100 円)
・その他の投資信託の換⾦時⼿数料:ありません。
■投資信託の保有期間中に間接的にご負担いただく費⽤
・運⽤管理費⽤(信託報酬):年率で上限 2.484%(税抜 2.4%)
■その他の費⽤・⼿数料
・上記以外にファンドの監査報酬、有価証券売買時の売買委託⼿数料、資産の保管などに要する費⽤などがかかり
ます。
「その他の費⽤・⼿数料」については、定率でないもの、定時に⾒直されるもの、売買条件などに応じて異
なるものなどがあるため、当該費⽤および合計額などを表⽰することができません。
◎⼿数料などの合計額については、購⼊⾦額や保有期間などに応じて異なりますので、表⽰することができません。
《ご注意》
上記に記載しているリスクや費⽤項⽬につきましては、⼀般的な投資信託を想定しております。費⽤の料率につき
ましては、新光投信が運⽤するすべての投資信託(設定前のものを含みます。)のうち、お客さまにご負担いただく、
それぞれの費⽤における最⾼の料率を記載しております。
投資信託は、それぞれの投資信託ごとに投資対象資産の種類や投資制限、取引市場、投資対象国などが異なること
から、リスクの内容や性質が異なり、費⽤もそれぞれの投資信託により異なりますので、ご投資をされる際には、
事前によく投資信託説明書(交付⽬論⾒書)や契約締結前交付書⾯など(⽬論⾒書補完書⾯を含む)をご覧くださ
い。
商 号 等: 新光投信株式会社
⾦融商品取引業者
関東財務局⻑(⾦商)第339号
加⼊協会: ⼀般社団法⼈投資信託協会
⼀般社団法⼈⽇本投資顧問業協会
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