(別紙1-4)(PDF:188KB)

別紙 1
(1) 水質測定項目
① 人の健康の保護に関する項目(以下、
「健康項目」という)
カドミウム、全シアン、鉛、六価クロム、砒素、総水銀、PCB、ジクロロメタン、四
塩化炭素、1,2-ジクロロエタン、1,1-ジクロロエチレン、シス-1,2-ジクロロエチレ
ン、1,1,1-トリクロロエタン、1,1,2-トリクロロエタン、トリクロロエチレン、テ
トラクロロエチレン、1,3-ジクロロプロペン、チウラム、シマジン、チオベンカル
ブ、ベンゼン、セレン、硝酸性窒素及び亜硝酸性窒素、ふっ素、ほう素、1,4-ジオ
キサン
② 生活環境の保全に関する項目(以下、
「生活環境項目」という)
水素イオン濃度(pH)、溶存酸素量(DO)、生物化学的酸素要求量(BOD)、化学的酸素要
求量(COD)、浮遊物質量(SS)、全窒素(T-N)、全燐(T-P)、全亜鉛、ノニルフェノール、
LAS
③ 特殊項目
ノルマルヘキサン抽出物質、フェノール類、銅、溶解性鉄、溶解性マンガン、全ク
ロム、陰イオン界面活性剤、アンモニア性窒素、硝酸性窒素、亜硝酸性窒素、燐酸
性燐、
④ 要監視項目
クロロホルム、トランスー 1,2- ジクロロエチレン、1,2-ジクロロプロパン、p-ジク
ロロベンゼン、イソキサチオン、ダイアジノン、フェニトロチオン、イソプロチオ
ラン、オキシン銅、クロロタロニル、プロピザミド、EPN、ジクロルボス、フェノブ
カルブ、イプロベンホス、クロルニトロフェン、トルエン、キシレン、フタル酸ジ
エチルヘキシル、ニッケル、モリブデン、アンチモン、塩化ビニルモノマー、エピ
クロロヒドリン、ウラン、フェノール、ホルムアルデヒド、全マンガン、アニリン、
4-t-オクチフェノール、2,4-ジクロロフェノール
⑤その他の項目
天候、流況、臭気、色相、気温、水温(以上基本項目)
、透視度、電気伝導率及び
流量、PFOA、PFOS、ビスフェノール、4-t-オクチフェノール
(2) 底質測定項目
① 健康項目
カドミウム、全シアン、鉛、砒素、総水銀、アルキル水銀、PCB
② 一般項目
水素イオン濃度(pH)
、化学的酸素要求量(COD)、硫化物、含水率、強熱減量
ノルマルヘキサン抽出物質、総クロム、酸化還元電位
③ その他の項目
気温、泥温、色相、臭気、性状、水深
別紙 2
異常採水時の対処法
採水現場で通常と異なる濁りがあった場合
1.
通常と異なるかどうかの判断は、河川の特徴や過去の経緯を理解した経験豊かな現場
技術者が、透視度、外観、色、臭気、pH 等から総合的に判断する。
2. 原因としては次のことが考えられるので、可能な限り原因の追求を行う。
(1) 河川工事
(2) 通常流れていない水路からの異常な排水
(3) その他(ゴミ等の不法投棄等)
(4) ため池の放流
(5) 大雨
(6) 不明
3.
原因が判明し、原因箇所の上流の水質が測定地点の水質とほぼ同じと判断できる場合
は、上流で採水する。
この場合、測定地点からの距離が数 100m以内で、かつ水路等による水の出入りが無い
ことを確認する。
大雨の場合は測定地点で採水する。ため池の放流と推定される場合で透視度が極端に低
下していないときは測定地点で採水を行い、異常に低下しているときは影響の受けない地
点まで遡り採水する。
原因が不明あるいは原因箇所の上流での採水が不適当と判断されるときは測定地点で
採水する。
測定地点の水量が異常に少なかった場合(渇水)
1. 原因としては次のことが考えられるので、可能な限り原因の把握に努める。
(1) 工事による水路変更
(2) 伏流
(3) 上流での取水
(4) 自然水量低下
(5) 不明
2.
いずれの原因の場合でも、ある程度の流速、採水に必要な水量が確保できる地点まで
上流に移動して堺市環境指導課と協議の上、採水地点を変更するものとする。
別紙 3
実施計画書等について
受注者は、下記に示す事項を実施計画書に記載し、堺市の承認を受けるものとする。
① 測定項目、測定項目、測定方法(試料ビンの洗浄方法、採取方法、採取量、運搬、保
存方法等含む)
、分析機器、検出下限値及び定量下限値
② 測定分析及び測定値の妥当性を評価する品質管理に係る組織図
③ 責任者、品質管理者、試料採取者、測定担当者、担当業務、経験年数及び資格(環境
計量士(濃度関係)
、技術士(環境部門)及び環境測定分析士)を記載している従事者名
簿
④ 分析室の所在地
⑤ 媒体・測定項目ごとに採取、前処理及び測定に使用する各機器の名称
⑥ 前年度における外部精度管理への参加実績
⑦ 内部精度管理に関する精度管理計画
⑧ 緊急連絡体制図
⑨ 測定スケジュール
⑩ 設備、機器、試薬等の管理等について以下の内容を含むこと
・コンタミネーション対策
・必要な機器の確保
・機器の適切な管理と校正、装置検出限界
・測定に必要なレベル(グレード)の試薬や溶媒の使用、使用期限を定めた保管・管
理、標準試薬のトレーサビリティの確保
別紙 4
報告書記載事項について
1. 月間報告書について
① 測定地点及び測定方法、測定結果及び報告下限値(計量証明を添付)及び一覧表
(別途電子メールでも報告すること。)
② 調査結果の概要調査概要(調査日、調査地点、項目、回数及び調査 10 日前から調査まで
の降雨の状況、特記事項等)
③ 調査結果の概要(流況、環境基準の超過状況)(別途電子メールでも報告すること。)
④ 流量、透視度、生活環境項目についての月別結果表
⑤ 地点ごとの経年・経月変化図(流量、生活環境項目)
⑥ 4 月から調査月までの平均値と昨年度の同平均値との比較(BOD)
⑦ 底質調査結果(別途電子メールでも報告すること。)
⑧ 採水地点写真(各測定地点の遠景、近景(水質が把握できるもの)、採水後の採水容器の
写真、濁り等の異常時には状況が把握できる写真を添付する。)(電子媒体で提出)
⑨ 作業に要した延べ人数を記載した工数表
⑩ 採水地点変更等特記事項及びその他必要事項
2. 年間報告について
① 測定結果(計量証明を添付)及び一覧表
② 調査期間、地点、項目及び回数
③ 分析方法及び報告下限値
④ 調査結果報告(地点別概要(年間水質概況、主要項目のグラフなど)、環境基準適合状
況、経年変化、平均日負荷量、通日測定結果等)
⑤ 降水量、流量の概況(説明、関係地点の地域気象観測降水量表)
⑥ 流量観測詳細結果表及び河川断面図
⑦ 採水地点写真
⑧ その他特記事項(異常採水が確認された地点の検討内容など)