平成27年2月24日 2015-2月 評価トピックス(国内種雄牛版) (独)家畜改良センター 改良部情報分析課 1.泌乳形質および泌乳持続性における評価モデルの変更 今回の評価から、泌乳形質および泌乳持続性の推定育種価を計算するための評価モデ ルについて、従来の変量回帰検定日モデルを、産次別推定育種価の算出を可能にする多 産次変量回帰検定日モデルに変更しました(新モデル導入にかかる解説を家畜改良セン ターホームページ(http://www.nlbc.go.jp/)に掲載しています)。 今回評価値を前回評価時(2014-8月)と比較した場合、特に乳量および各成分 量の推定育種価が全体として小さい値を示し、これらを構成成分とする産乳成分および 総合指数等もその影響を受けて小さくなっています。また、種雄牛のランキングについ ても、近い順位間での変動が多く見受けられます。しかし、これらはあくまでモデル変 更の影響による一時的なもので、個体の保有能力が前回より大きく低下したことを示す ものではありません。 2.新規種雄牛 今回、新たに7頭の新規種雄牛が総合指数上位40位以内にランキングされています。 総合 指数 順位 13 18 26 29 31 32 39 略号 JP3H55182 JP3H54970 JP3H55079 JP5H55329 JP4H55358 JP5H55340 JP3H55468 名号 総合 指数 ミユ-ハル カイト シヨツテル プラネツト ハスキ- ET + 2 , 7 0 6 ベイリツチランド エグザイル ET +2,634 マツクスデ-リイ ニホロ ET +2,475 イ-グルヒル PN ラストシヨ- ET +2,427 TLM デコレツト シグナル +2,414 ウチ ロミオ バ-ム ロンリ+2,400 WHG プル-スト エトロ ET +2,322 産乳 成分* +1,759 +1,923 +1,977 +2,128 +2,533 +2,289 +2,048 耐久 疾病 性 繁殖 * 成分 成分* +862 +713 +441 +271 -150 +129 +209 +85 -2 +57 +28 +31 -18 +65 父 エンセナダ タブ- プラネツト ET デユドツク ミスタ- バ-ンズ ET アツプルイス ジエツト ストリ-ム ET エンセナダ タブ- プラネツト ET ジヤ-デイン ET エンセナダ タブ- プラネツト ET エンセナダ タブ- プラネツト ET ※各成分は重み付け後の数値(産乳成分の重み:7.2、耐久性成分の重み:2.4、疾病繁殖成分の重み:0.4)。 各成分が上位20位以上にランキングされる場合、それらを強調。 3.供用中種雄牛の動き 供給可能種雄牛のうち、総合指数上位20位について前回(2014-8月)と比べ てランキングが大きく変動した種雄牛*はいません。 *「供用中種雄牛の動き」記載条件は、現在供用中の種雄牛であり、前回上位41位以下から今回 上位20位以内に順位が上がった種雄牛、または前回上位20位以内から今回上位41位以下まで 順位を落とした種雄牛。
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