平成27年度 受精卵移植関連新技術全国会議およびシンポジウム 開催要領 趣 旨 近年の畜産においては、農家戸数と飼養頭数がともに減少し、肉用牛では子牛価格の高騰が肥 育農家の経営を圧迫し、酪農では生乳生産量の減少などによる生産基盤の弱体化が懸念されてい ます。このような中、農政においては農業や農村の所得や収益の向上を図り、地域の活性化を促 すための政策が打ち出されています。繁殖分野においても、性選別精液や ICT 機器の活用への新 技術導入支援などにより、繁殖雌牛の増頭や地域内で連携した繁殖性向上の取り組みが推進され ています。とくに受精卵移植技術は家畜生産における高収益型の畜産を実現するために高品質な 畜産物の増産、生産性の向上といった課題に大きく貢献する繁殖手法として、今後も生産現場に おける活用が大きく期待されているところです。 本会議は、年に一度、我が国の家畜受精卵移植関係者が一堂に会し、この技術をめぐる情勢や 技術開発あるいは普及定着に向けた方策ならびに研究動向について情報交換を行う場でありま す。本年度は受精卵移植の受胎率向上に必要不可欠な栄養と繁殖との関連に焦点をあて、シンポ ジウムを開催することとしました。 また、家畜改良センターでは、黒毛和種繁殖雌牛の生産性向上のために代謝プロファイルテス トを取り入れた飼養管理の改善方法についてマニュアルを作成しました。そこで、今回、これら の情報を幅広く紹介するとともに繁殖雌牛の生産性向上に向けた代謝プロファイルテストに関 する技術講習会を開催し、フィールドにおける一層の技術普及に資することとします。 1 2 3 4 5 6 記 開催日時および場所 平成27年度 受精卵移植関連新技術全国会議 日時: 平成 28 年 3 月 1 日(火) 13:30~17:15 シンポジウム「牛の栄養と繁殖」 日時: 平成 28 年 3 月 2 日(水) 8:45~12:00 (技術講習会 日時: 平成 28 年 3 月 2 日(水) 13:30~16:00) 開催場所 独立行政法人 家畜改良センター本所 講堂 所在地:福島県西白河郡西郷村大字小田倉字小田倉原1 参集範囲 都道府県試験研究および行政機関、普及指導機関、地方農政局、国立研究開発法人、 畜産関係団体、大学、民間企業、開業獣医師、家畜人工授精師 開催内容 別紙参照 主催 国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 畜産草地研究所 独立行政法人 家畜改良センター 事務局 〒961-8511 福島県西白河郡西郷村大字小田倉字小田倉原 1 (独)家畜改良センター やまのうち ただゆき 企画調整部 管理課 担当:山之内 忠幸 企画調整部 管理課 担当: 金 山 佳奈子 《参加申込送付先》 (独)家畜改良センター FAX 0248-25-3990、 E-mail: かねやま か な こ TEL 0248-25-2231(代表) ゼロ gi 0 [email protected] 以上 〔別紙〕 (3月1日 13時30分~) 受精卵移植関連新技術全国会議 1)受精卵移植をめぐる最近の動向 ・受精卵移植をめぐる情勢(仮題) 農林水産省 生産局 畜産部 畜産振興課 課長補佐 菅谷公平 ・第 42 回国際胚移植学会年次大会の概要 家畜改良センター 企画調整部 管理課 山之内忠幸 2)受精卵移植にかかる試験研究の現状について (1) 都道府県共同試験 ・簡易化過剰排卵グループ 長崎県農林技術開発センター畜産研究部門 大家畜研究室 山崎邦隆 ・効率的胚生産グループ 生理食塩水を溶媒とした FSH 製剤 1 回投与法の検討(GnRH による前処理方法の検討) 宮城県畜産試験場 酪農肉牛部 バイオテクノロジー研究チーム 及川俊徳 ・雌雄産み分けグループ 山梨県酪農試験場 乳肉用牛科 神藤学 (2) 家畜繁殖に係る研究事業の現状について ・食料生産地域再生のための先端技術展開事業 「持続的な畜産経営を可能とする生産・管理技術の実証研究」の概要(仮題) 福島県農業総合センター畜産研究所 ・ゲノム情報を活用した農畜産物の次世代生産基盤技術の開発プロジェクト 「繁殖サイクルの短縮や受胎率向上のための技術開発」の概要(仮題) 農研機構 東北農業研究センター 畜産飼料作物研究領域 伊賀浩輔 (3月2日 8時45分~12時) シンポジウム「牛の栄養と繁殖」 1)基調講演 繁殖成績向上に対する飼養管理からのアプローチ 帯広畜産大学 畜産フィールド科学センター 准教授 川島千帆 2)講演 (1) 受胎率向上のための受胚牛の栄養管理と血液検査指標値 岩手県農業研究センター畜産研究所 家畜育種研究室 室長 細川泰子 (2) 代謝プロファイルテストを利用した黒毛和種牛群における胚移植成績と飼養管理 家畜改良センター 鳥取牧場 繁殖技術係長 渡邉貴之 (3) ウシ胚移植分野におけるアスタキサンチン利用の可能性について あすかアニマルヘルス株式会社 開発薬事部 開発薬事グループ 岡田徹 3)質疑応答および討論 (3月2日 13時30分~) 技術講習会:黒毛和種牛群における代謝プロファイルテストの診断(人数制限あり) 平成28年度 受精卵移植関連新技術全国会議 参加申込書 参加申込先 申込日 (独) 家畜改良センタ- 技術部 管理課 (担当: 金山佳奈子) 住所: 〒961-8511 福島県西白河郡西郷村小田倉原 1 代表者: FAX: 0248-25-3990、 e-mail: gi0(ゼロ)[email protected]、 TEL:0248-25-6164(直通) 参加及び希望の有無を○×で記入 ふりがな 番号 性別 所 属、役 職 郵便番号、連絡先住所、TEL 3月1日 3月2日 3月1日 研修所利用 技術 e-mail 氏名 会議 シンポジウム 懇親会 3/1宿泊 3/2朝食 講習会 ・参加希望は上記様式に必要事項を記入の上、FAX(または本申込書のコピーをe-mail)にて平成28年2月5日(金)必着で送付願います。 ・技術講習会へのご参加には人数制限がある場合がございます。参加の不可の場合は、当方よりお知らせ致します。 ・当センタ-研修施設で宿泊可能(2人部屋となる場合もあります)ですが、部屋数の都合から先着順とさせていただきます。また、研修所食事希望者数が少ない場合 は食事の提供はできません。希望者には追って宿泊の可否を連絡致します。希望人数が多い場合は新白河駅前のビジネスホテル等を各自でご予約願います。 (参考) 新白河駅周辺の宿泊施設(センターHPより): http://www.nlbc.go.jp/i_gizyutsu/access/syukuhaku.asp ・懇親会費は5,000円程度/人です。会場は、新白河駅前のホテルサンルート白河を 迎え 新白河駅高原口 送り センタ-庁舎前 予定しております。当センターより送迎バスをご用意する予定です。 (→センター庁舎前) (→新白河駅) ・昼食は各自でお願いします(当センター近隣にコンビニエンスストアーが2店あります)。 ・送迎バス:会議の開始あるいは終了に合わせて送迎バス(マイクロバス、定員25名)を出す予 3/1 12:50と13:15頃 3/1 17:30頃 定です(新白河駅高原口発着)。ただし、乗車定員がありますので、乗車できなかった方はタク シ-等の利用をお願いします。その他、アクセス情報 3/2 8:30頃 3/2 12:10と12:30頃 (http://www.nlbc.go.jp/a_access/data.asp) 事務局 (独) 家畜改良センタ- 企画調整部部 管理課 (担当: 山之内 忠幸 e-mail: gi0(ゼロ)[email protected] TEL: 0248-25-6165 直通 )
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