鴨池公園開園及び総合体育センター開所40周年を記念して鹿児島県教育委員会教育長六反省一本県運動施設の中核となる鴨池公園が開園し，スポーツの振興を図る拠点となる鹿児島県総合体育センターが開所して，本年度で40周年を迎えました。鴨池公園の運動施設は，本県で開催された第27回国民体育大会「太陽国体」に向け，桜島を一望する景勝の地，与次郎ヶ浜を埋め立てて建設された施設です。陸上競技場，野球場，庭球場，補助競技場等の施設は，生涯スポーツや競技スポーツの場として現在でも広く県民に親しまれております。県総合体育センターは，これらを含めた県有運動施設の有効活用と県民の体育・スポーツ及びレクリエーション活動の振興を図る目的で，昭和49年４月に設置されました。開所当初から現在に至るまで，歴代の所長を中心とした職員のたゆまない努力と県民の御理解・御協力によりまして，その役割を果たしてまいりました。これまで県総合体育センターの発展に御尽力くださいました関係の方々に対して，深く敬意を表し，感謝申し上げます。さて，本県では，全ての県民がそれぞれの関心や適性に応じて，主体的・継続的にスポーツ・レクリエーション活動に親しみ，スポーツを通して支え合うことのできる，活力ある社会づくりを目指しております。県教育委員会におきましても，平成25年４月に新たな生涯スポーツ施策「マイライフ・マイスポーツ運動」を策定し，「する・観る・支える」スポーツの推進に努めているところです。施設面におきましては，これまでも年次的に改修を行ってきたところであり，平成 26年３月に県立鴨池野球場の記者室棟の増築，現在は，陸上競技場が第１種公認陸上競技場としての更新を受けるための本競技場の改修及び補助競技場第３種公認のための全面改修を進めているところです。今後とも，時代に即応した施設，設備の整備・充実に努めてまいりたいと考えております。また，平成26年10月に長崎県を中心に開催されました第69回国民体育大会では，本県が目標としていました天皇杯20位台を５年ぶりに達成いたしました。平成32年に本県で開催される国体においては，天皇杯・皇后杯を獲得できるよう，今後とも各競技団体との連携を一層深めながら，競技力向上に取り組んでまいります。県総合体育センターにおいては，これまで築き上げられた伝統やスポーツに対する思いを大切にしながら，県民の方々が，健康で明るく，心豊かで活力に満ちたスポーツライフを送ることができるように，更なる努力をしていただくことを期待します。終わりに，県総合体育センターに御協力いただきました皆様の御健勝を心からお祈りいたしますとともに，今後とも御指導・御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして，御挨拶といたします。－１－