発表テーマ:CAD/CAMを活用した新生産システムによる建物品質の向上 株式会社 竹中工務店 東京本店作業所 大田川 滋裕 本プロジェクトは「八丈町新庁舎及び集会施設」の新築工事を3つの条件の中で施工した。 ①設計条件:同一壁面で壁厚の異なる複雑な多面形状のRC壁を構築。 ②地理条件:離島での工事のため資材等は海上輸送が大半。 ③労務条件:リーマンショックと東日本大震災の影響で型枠大工が不足。 従来はコンクリート躯体図を基に型枠加工図を作成し加工しており、複雑な躯体形状では工数が大幅に増加していた。新しい生産 システムでは、3D-CADを活用して3D躯体図から2Dコンクリート単品図を作成し、CADデータを基に工場でのCAD/CAMによ る加工を行う事で、加工工数を大幅に低減すると共に、組立精度を確保し建物躯体品質の向上を実現した。 ■開発内容 3Dモデル 組立 八丈町新庁舎及び集会施設 実際の出来形 ■開発の成果 ・型枠加工工数を73% 削減し労務不足を解消 ・輸送・材料・建設副産物を44%削減
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