リバースエンジニアリングの迅速化を図る3次元CAD/CAMデータ作成支援システムの開発 産業技術本部 工業試験場 製品技術部 共同研究機関:北海道大学 背景 「リバースエンジニアリング」とは、現物の形状を測定し、その測 定データを基にCADデータを作成し、試作品を再度現物にして設計 検討することで、自動車メーカーなどはこの手法を利用して製品を 開発しています。 現物 道内企業においても製品開発や改良を効率的に行うため、リバース エンジニアリングを行う場合が多い。 加工 測定 道内企業に3次元CADが普及するに伴い、現物の3次元形状データを 3次元CADに取り込み、製品開発や改良に活用したいという要望が増 えてきました。 CAD リバースエンジニアリングを行う道内企業から「CADデータの品質安 定化」と「リバースエンジニアリングの迅速化」が求められています。 リバースエンジニアリングのプロセス 研究内容 現物 測定 CAD 加工 現物 「非接触3次元測定システム」に関する研究内容 「5軸NC加工システム」に関する研究内容 ① 非接触3次元測定の精度を安定化す る技術を確立する。 ④ 5軸加工の設定を自動化する方法 を検討する。 ② 測定データからCADデータを作成す る際に生じる測定データとCADデータ との差を監視する方法を検討する。 ⑤ 5軸加工の設定を自動化するシス テムを開発する。 ③ 測定データとCADデータとの差を監 視するシステムを開発する。 研究成果の展開 より安定品質で迅速な「北海道産学官試作・実証研究センター」を実現 リバースエンジニアリングの迅 速化を図る3次元CAD/CAMデー タ作成支援システムの開発 開発システムや要素技術を道内企業や地域の公設試験研究機関に普及 「3D設計・加工研究会」などで人材教育に利用 開発機能を市販ソフトに展開(共同研究)
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