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大起産業ＦＸ週報 (英ポンド/円)
Daiki FX Weekly Report
2015/02/12（木）
大起産業株式会社情報調査室室長小菅努
TEL：052-201-6311（代表）
[email protected]
【英ポンド】円主導で対円では堅調も、対ドルでは横ばい
英ポンド/円
直近1週間のレンジ
177.74-183.97円
英ポンド/円相場は、1ポンド＝175～180円をコアとし
た揉み合いを経て、183水準まで反発している。対ド
ルでのポンド相場はほぼ横ばい推移になっているが、
円相場が軟化したことで、ポンド/円に関しては切り
返しが見られた。
2月5日にはイングランド銀行（英中央銀行）金融政策
会合が開催されたが、政策金利は過去最低の0.50%で
据え置くことが決定された。量的緩和策に関しても
3,750億ポンドで据え置きとなっており、大方の予想
通りに政策変更は見送られている。18日には同会合の
議事録が公表されるが、前回の会合でこれまで利上げ
を主張していた2人の委員が金利据え置きで同意して
いる以上、年内利上げ見送りの方向での展開が続く見
通し。12日にはイングランド銀行のインフレレポート
が公表されるが、ここで更にインフレ見通しの引き下
げが行われるようであれば、ポンドに対しては上値圧
迫要因となろう。引き続き、ポンド主導でポンド/円
相場を大きく押し上げる必要性は乏しく、対ドルでは
戻り売り優勢の展開が続く見通し。
今後1週間の予想レンジ
180.00-186.50円
今後3ヶ月の予想レンジ
170.00-190.00円
注目イベント
【英国】
02/12（木）イングランド銀行インフレレポート
02/13（金）12月建設支出
02/17（火）1月消費者物価指数
02/18（水）1月失業率
【日本】
02/16（月）第4四半期GDP
02/16（月）12月鉱工業生産
02/18（水）1月交錯機械受注
02/18（水）日銀金融政策決定会合
02/19（木）1月貿易収支
02/19（木）12月景気動向指数
<< 英ポンド/円日足 >>
ただ、ドル高・円安傾向が強まる中、対円でのポンド
売り圧力は限定される見通し。少なくとも、ポンド売
りであれば対円よりも対ドルの方に安心感が強い。ポ
ンド/円も大きな上昇は想定していないが、円安傾向
に一定の歯止めが掛かるまでは、なお瞬間的に戻りを
試す可能性が否定できない。日本銀行の追加金融緩和
といったサプライズがなければ一時的な戻り圧力に留
まるとみているが、現在は円安圧力を消化する時間帯
になっている。
195
190
185
180
175
テクニカルでは、一目均衡表の基準線（179.73円）を
ブレイクし、ダウントレンドは一服。雲上限（183.98
円）もブレイクすると、上昇ペースも加速し易い。支
持線は、180円、基準線、175円と続く。サイコロジカ
ルは、前週の5勝7敗から7勝5敗に。14日RSIは59.00。
170
165
14/08
14/09
14/10
14/11
14/12
15/01
15/02
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
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大起産業FX週報 (注意事項／お問い合わせ先)
Daiki FX Weekly Report
2015/02/12（木）
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