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大起産業株式週報(日経225)
Daiki Stock Weekly Report
2015/03/09(月)
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【日経225】 株高基調を再確認も、海外勢の利食い売りに要注意
日経225
直近1週間のレンジ
18,586-18,979円
今後1週間の予想レンジ
18,500-19,500円
今後3ヶ月の予想レンジ
17,000-20,000円
<< 日経225 日足>>
日経平均株価は、1万9,000円の節目を試す展開に。世
界的な株高傾向が続く中、日本株も底固い展開になっ
ている。円安で企業業績の上振れ期待も根強く、改め
て1万9,000円台乗せが打診される展開になっている。
短期的な過熱感もあるが、日欧の金融緩和で金融相場
色も強まる中、株式市場に対しては投機マネーの流入
が促され易い地合が維持されている。
20,000
19,000
18,000
17,000
米国株の過去最高値更新局面が続く中、調整売りが膨
らむリスクには注意が必要である。年度末が近づく一
方、13日には株価指数先物・オプションの特別清算値
産出も控えており、これまで海外勢が大量の先物買い
を進めていた反動が出てくる可能性がある。特に、1
万9,000円台に乗せるとポジション調整の動きが活発
化する可能性もあるだけに、2月とは違って急反落す
るリスクが高まっていることは認識しておく必要があ
る。オシレーターでも過熱感が示され始めており、上
値追いには慎重姿勢が求められる。
16,000
15,000
14,000
14/09
ただ、あくまでも短期的な過熱感解消の有無という視
点に留まり、日本株の上昇基調そのものには変化がな
いと考えている。企業業績の上振れ期待は根強く、時
間の経過は日本株の過熱感・割高感を緩和させること
になる。10~12月期国内総生産(GDP)は速報値の
+2.2%から+1.5%まで下方修正され、企業設備投資や在
庫投資が予想を下回っていたことが確認されている。
ただ、この辺は想定されていたレベルの修正幅であり、
株価に対する影響は限定されよう。目先は景気ウォッ
チャー調査、機械受注、法人企業景気予測調査などの
発表が続くため、これらが改めて株高を支持するのか
にも注目したい。
14/10
14/11
14/12
15/01
15/02
15/03
<< 日本10年債利回り>>
0.650
0.600
0.550
0.500
0.450
0.400
0.350
0.300
テクニカルでは、一目均衡表の基準線(1万8,125円)
との乖離拡大で、過熱感あり。支持線は1万8,500円、
基準線、1万8,000円と続く。上値抵抗は1万9,000円突
破後は1万9,500円まで値が飛ぶ。サイコロジカルは、
前週の9勝3敗から変わらず。14日RSIは65.57。
0.250
0.200
0.150
14/09
14/10
14/11
14/12
15/01
15/02
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
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大起産業株式週報 (注意事項/お問い合わせ先)
Daiki Stock Weekly Report
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