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大起産業ＦＸ週報 (トルコリラ/円)
Daiki FX Weekly Report
2016/08/04（木）
TEL：052-201-6311（代表）
[email protected]
マーケットエッジ株式会社代表取締役小菅努
【トルコリラ】トルコリスクへの警戒感強く、年初来安値更新を意識
トルコリラ/円
直近1週間のレンジ
33.42-34.95円
今後1週間の予想レンジ
32.75-34.75円
トルコリラ/円相場は、1リラ＝33円台中盤まで軟化す
る展開に。引き続きトルコの投資リスクの高まりが強
く警戒されていることに加えて、米ドル/円相場の上
値の重さから戻り売り優勢の展開が続いている。イギ
リスの欧州連合（EU）離脱が決まった6月24日以来の
安値を更新している。
格付け会社S&Pは8月1日、トルコのリスク判断を「や
や高いリスク」から「高いリスク」に引き上げた。既
に7月21日には外貨建て格付けを引き下げているが、
軍の一部によるクーデター発生を受けて、トルコ投資
のリスクの高まりを指摘した格好になっている。エル
ドアン大統領などトルコ政府からは激しい反発が起き
ているが、大規模な粛清が続く中で政治権力の専制を
防ぐための抑制と均衡が更に損なわれたと指摘されて
いる。トルコ経済に関しては、3日に発表された7月の
消費者物価指数が前年比8.79%上昇となり、前月の
7.64%上昇から大きく上振れしている。このために本
来であれば利上げ対応は難しくなるところだが、トル
コ中央銀行は政治的圧力から利上げ対応を続ける可能
性が高く、こうした混乱状況もリラ相場の上値を圧迫
する見通し。
今後3ヶ月の予想レンジ
30.00-38.00円
注目イベント
【トルコ】
08/08（月）6月鉱工業生産
08/11（木）6月経常収支
08/15（月）5月失業率
【日本】
08/05（金）6月勤労統計
08/05（金）6月景気動向指数
08/08（月）6月国際収支
08/08（月）7月景気ウォッチャー調査
08/10（水）6月機械受注
08/10（水）7月国内企業物価指数
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仮にリラ/円相場の反発があるとすれば、リラ高では
なく円安になる見通しだが、日本銀行の金融緩和策の
効果に懐疑的な見方が強まる中、円安主導でリラ/円
相場が大きく上昇する展開も想定しづらい。米金融政
策評価が大きくタカ派評価に傾くことでドル高・円安
になるようなことがなければ、年初来安値33.03円割
れが打診されよう。
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テクニカルでは、一目均衡表の基準線（35.16円）を
大きく下回り、若干の過熱感あり。リバウンドの際は
同水準が目途になる。一方、このままダウントレンド
継続の際は、年初来安値33.03円から1円刻みで下値切
り下げが打診される。サイコロジカルは、前週の5勝7
敗から6勝6敗に。14日RSIは37.59。
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作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
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大起産業FX週報 (注意事項／お問い合わせ先)
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2016/08/04（木）
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