大起産業株式週報

大起産業株式週報（日経225）
Daiki Stock Weekly Report
2015/03/02（月）
TEL：052-201-6311（代表）
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大起産業株式会社情報調査室室長小菅努
【日経225】世界リスクオンの地合、円安で1万9,000円台目指す
日経225
直近1週間のレンジ
18,402-18,809円
今後1週間の予想レンジ
18,500-19,250円
日経平均株価は、1万8,000円台後半でじり高の展開に。
20,000
潜在的な株安要因だったギリシャ債務問題の先送りに
成功する中、改めて株高圧力が強くなっている。円安
再開で企業業績の上振れ期待もあり、上昇トレンドが
19,000
維持されている。短期的な過熱感もあるが、これまで
強力な抵抗線となっていた1万8,000円の節目をブレイ
18,000
クしたこともあり、早くも1万9,000円台乗せが打診さ
れる展開になっている。
今後3ヶ月の予想レンジ
17,000-20,000円
<< 日経225 日足>>
17,000
何か目新しい材料が浮上している訳ではないが、株安
要因が払拭されていることが、世界的な株高傾向を促
16,000
している。これまではギリシャ債務問題の進展を見極
めてるために様子見ムードが強くなっていたが、リス
15,000
ク投資を拡大することが可能との評価が優勢になる中、
改めて株高圧力が強くなっている。既に米株式相場は
14,000
過去最高値を更新しており、この後を追い掛ける形で
14/09
日経平均株価も上昇し易い地合になっている。円建て
に続いてドル建てベースでもリーマン・ショック後の
高値を更新しており、流動性を増した投機マネーが株
高を促し易い地合が続く見通し。
14/10
14/11
14/12
15/01
15/02
15/03
<< 日本10年債利回り>>
2月28日には、中国人民銀行が政策金利の引き下げに
踏み切ったこともポジティブ。過去3ヶ月で2回目の利
下げであり、中国経済がハードランディングを強いら
れるリスクは後退している。目先は米国で主要経済指
標の発表が続くが、これらが景気拡大見通しに強力な
ブレーキを掛けるような事態が回避できれば、日経平
均株価は1万9,000円台の節目突破から同水準確立を打
診する展開が続く見通し。
0.650
0.600
0.550
0.500
0.450
0.400
0.350
テクニカルでは、一目均衡表の基準線（1万8,105円）
との乖離拡大で、やや過熱感あり。支持線は1万8,500
円、基準線、1万8,000円と続く。上値抵抗は1万9,000
円突破後は1万9,500円まで値が飛ぶ。サイコロジカル
は、前週の8勝4敗から9勝3敗に。14日RSIは74.34。
0.300
0.250
0.200
0.150
14/09
14/10
14/11
14/12
15/01
15/02
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
で行うようお願い申し上げます。注意事項の詳細については、最終項をご参照下さい。
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15/03
大起産業株式週報 (注意事項／お問い合わせ先)
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