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大起産業FX週報 (英ポンド/円)
Daiki FX Weekly Report
2015/12/24(木)
大起産業株式会社 調査研究室 室長 小菅 努
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
【英ポンド】 英利上げ期待は高まらず、ドル/円の軟化に連動
英ポンド/円
直近1週間のレンジ
179.25-183.88円
今後1週間の予想レンジ
176.50-182.00円
英ポンド/円相場は、1ポンド=180円の節目を割り込
む展開に。英金融政策が中立スタンスを強める中、ド
ル/円相場の軟化につられる形でポンド/円も上値の重
い展開になっている。ポンドは対ドルでも小幅軟化し
ている。
12月23日に発表された7~9月期の英国内総生産
(GDP)は前期比+0.4%となり、改定値の+0.5%から下
方修正された。2012年以来の低水準であり、世界経済
が減速感が強める中で、英経済も輸出や金融サービス
部門を中心に、下押し圧力に晒されていることが確認
されている。家計支出は総じて良好だが、イングラン
ド銀行(英中央銀行)が利上げ着手に踏み切るハード
ルは一段と高まったと評価せざるを得ない状況にある。
改めて利下げ方向への政策転換が行われるような状況
にはないが、少なくとも来年1~3月期中の利上げ着手
は困難になっており、当面は先行して利上げサイクル
入りした米金融政策との乖離拡大が、対ドルでポンド
安を促す見通し。
今後3ヶ月の予想レンジ
170.00-190.00円
注目イベント
【 英国 】
12/24(木)11月住宅ローン承認件数
【 日本 】
12/24(木)日銀金融政策決定会合議事録
12/25(金)11月失業率
12/25(金)11月消費者物価指数
12/25(金)10月景気動向指数
12/25(金)11月住宅着工戸数
12/28(月)11月鉱工業生産
一方、ポンド/円に関しては、対ドルでのポンドと円
の弱さ比べの展開になる。足元では対ドルで円売りポ
ジションの調整が促されていることが、ポンド/円相
場の上値を圧迫している。世界的に株価が不安定化し
ていることも、ポンド/円に対してはネガティブであ
る。円安再開までは、対ドルでのポンド安傾向もあっ
て、上値の重い展開を強いられ易い。ただ、年末に向
けてのポジション調整が主体であれば、ポンド/円の
下値は大きくない。弱さ比べで決め手を欠き易いが、
180円水準は自立反発が狙える価格水準だろう。
<< 英ポンド/円 日足 >>
200
195
190
185
テクニカルでは、一目均衡表の基準線(183.91円)を
大きく下抜き、180円の下は175円が支持線になる。一
方、上値抵抗は転換線(182.04円)が自立反発での
ターゲットに。サイコロジカルは、前週の4勝8敗から
3勝9敗に。14日RSIは。
180
175
15/06 15/07 15/08 15/09 15/10 15/11 15/12
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
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大起産業FX週報 (注意事項/お問い合わせ先)
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