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大起産業FX週報 (豪ドル/円)
Daiki FX Weekly Report
2015/02/04(水)
TEL:052-201-6311(代表)
[email protected]
大起産業株式会社 情報調査室 室長 小菅 努
【豪ドル】 RBAは利下げ対応を決定、追加利下げに怯える豪ドル
豪ドル/円
直近1週間のレンジ
89.37-94.62円
今後1週間の予想レンジ
88.00-93.00円
豪ドル/円相場は、1豪ドル=91~92円水準での取引に
なっている。オーストラリア準備銀行(豪中央銀行)
が金融緩和に踏み切る中、豪ドル売りの動きが加速し
ている。世界的に金融緩和圧力が強くなっているが、
豪中銀もこの流れに追随したことで豪ドル売り・円買
いが加速している。90円の節目割れは昨年2月以来の
ことになる。対米ドルでも改めて下値を切り下げ。
注目イベント
【オーストラリア】
02/04(水)1月Aigサービス業指数
02/05(木)12月小売売上高
02/10(火)1月NAB企業景況感
02/10(火)第4四半期住宅価格指数
豪中央銀行は2月3日、政策金利を従来の2.50%から
2.25%まで引き下げると発表した。これまで当面の金
融政策据え置きを強く示唆していたことで、事前の
マーケットでは今会合での利下げはないとの見方が支
配的だった。しかし、マーケットが利下げの催促相場
と化す中、利下げを見送り続けることに伴うリスクが
より強く警戒され、早めの政策対応が必要と判断した
模様だ。世界的に通貨切り下げの動きが強まる中、
「失業率のピークは予想より若干高い見通し」、「利
下げが持続可能な成長を促進」、「均衡のとれた成長
には、更なる豪ドル安が必要となる公算」といった形
で、利下げが決定が正当化されている。
【 日本 】
02/06(金)12月景気動向指数
02/09(月)12月経常収支
<< 豪ドル/円 日足 >>
資源価格の低迷状態が続いていることで低インフレ環
境が長期化し易いこと、中国経済の減速が続いている
ことを考慮すれば、年中盤から後半に追加利上げが行
われる可能性もあり、豪ドル主導で豪ドル/円が反発
するシナリオを描くことは難しい。特にマーケットが
追加利下げの催促的な動きを強めると、今回同様に利
下げが前倒しされる可能性もあり、注意が必要である。
やや過熱感のある値動きだが、日本銀行の追加金融緩
和といったサプライズがなければ、引き続き豪ドル売
り・円買い対応が基本になる。
テクニカルでは、一目均衡表の基準線(93.89円)を
抵抗線に、ダウントレンドを継続。やや過熱感もある
が、同水準をブレイクするまでは、トレンドフォロー
になる。サイコロジカルは、前週の3勝9敗からかわら
ず。14日RSIは32.88。
今後3ヶ月の予想レンジ
85.00-96.00円
104
102
100
98
96
94
92
90
14/08
14/09
14/10
14/11
14/12
15/01
88
15/02
本レポートは投資判断の参考となる情報提供を目的としたものです。弊社が信頼できると判断した情報源からの情報に基づき
作成したものですが、情報の正確性、安全性を保証するものではありません。投資に関する最終決定は、投資家ご自身の判断
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大起産業FX週報 (注意事項/お問い合わせ先)
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