平成22年度 三郷市立彦成小学校 小学校理科支援員等配置事業(埼玉県) -気力あふれる児童の育成を目指して- 1 学校の概要 埼玉県南東部に位置し、明治6年創立の伝統ある学校である。彦成小学 校は「気力あふれる児童の育成」を目指し、体育科と算数科を中心に研究 してきており、文武両道の学校づくりを進めている。 全校児童数:545名 5年生3学級( 92名 )6年生3学級( 82名 ) 2 理科支援員について ・11月から理科支援員1名を配置 ・理科支援員(週3回、1回4時間) ・市が募集し、小学校に配置 ○理科支援員の区分 ・退職教員 3 理科支援員による支援内容・活動内容 ・観察、実験の準備や後片付け ・授業における教員の支援 ・授業における指導(演示実験等) ・理科室及び準備室の環境整備 ・実験器具や備品の整備、教材作成等 (実験の模範指導) 4 授業での支援(主な活動事例) 「物の溶け方」(5年生) ・教師が授業を進めている間は、問題や課題、児童から出てきた考えをま とめながら板書を行った。 ・机間指導を行いながら、児童への声かけを行った。 ・実験時には、器具等の使用について模範を見せた。 ・実験器具の後片付けでは、児童の安全に配慮しながら見届けた。 5 児童・教師の反応(◇児童、○教師) ◇授業で分からないことがあると、教えてくれて楽しかった。 ◇理科が楽しくなってきた。 ◇実験が楽しく、もっとやりたい。 ○専門的な知識や技能によって、児童の理解が深まった。また、中学校へ のつながりを意識しながら授業を進めることができた。 ○実験の準備、後片付けなど負担がかなり軽減された。また、授業展開や 指導方法等の相談にものっていただいた。 ○2人で授業を進めることで、児童のつぶやきやつまずきにも気付き、素 早く対応できるようになった。 6 活動のまとめ(成果及び課題等) ・理科支援員の活動によって専門的な知識や技能を取り入れられるため、 より安全で分かりやすい授業の展開ができた。そのことにより、理科に 対する児童の学習意欲が上がってきている。 ・今回は元中学校教員のため、中学校へのつながりを意識した授業を展開 することができた。 ・この取組を継続して行うことが大切であり、来年度も専門性の高い理科 支援員の配置を望んでいる。
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