平成23年度 小学校理科支援員等配置事業 -地域の教育力を生かして- 所沢市立泉小学校 1 学校の概要 埼玉県の南西部に位置し、西所沢駅から南に徒歩約10分、静かな住宅地にある学校 である。児童一人一人を尊重し、教職員・保護者・地域が一体となって「豊かな心とた くましく生きる力を育み、主体的に行動できる児童の育成」を目指している。 全校児童数:569名 5年生3学級(91名) 6年生3学級(96名) 2 理科支援員について ・9月から理科支援員1名を配置 ・年間21回、1回3時間 ・市が募集し、小学校に配置 ○理科支援員の区分 ・地域人材 3 理科支援員による支援内容・活動内容 ・理科授業の観察、実験の準備や後片付け ・授業における教員補助 ・児童に関わる中での適切な指導助言と支援 ・理科室及び準備室の環境整備、実験器具や備品の整備 4 主な活動事例 「電流の働き」(第5学年) ・「強い電磁石を作るためには」の予想の段階では、 児童一人一人への声かけを行った。 ・配線が分からない児童に対して、 「教科書を見ること」などの声かけをしながら支援に 当たった。 ・コイルの巻き数や電流の強さなどによる違いに気づかない児童に対して、 「前に学習し たことを生かして考えてごらん。」などと、アドバイスをした。 ・間違った回路による発熱の防止などの安全上の配慮をしながら指導に当たった。 5 児童・教師等の反応(児童◇、教師○) ◇分からないことを、全体の前では聞きにくいが支援員さんには聞きやすく、学習が分 かるようになり楽しかった。 ◇実験中分からないことを、すぐに手助けしてくれて、とてもうれしかった。 ◇優しく、分かりやすく、ていねいに教えてくれるので、授業が楽しかった。 ○複数の目で指導・支援を進めることができるので、個別的な支援や安全指導等を十分 に行うことができた。 ○実験準備、後片付け等を積極的にサポートしていただき、その分担任は児童への指導 時間を十分確保することができた。 6 活動のまとめ(成果と課題) ・本校では、地域の教育力を生かした学校づくりを推進しており、その一つとして理科 支援員等配置事業は、大変効果的なものである。 ・理科に対する児童の興味・関心を一層高めていくために、理科支援員の専門性を生か したきめ細かな指導方法を工夫するなどして、更なる活用を図っていきたい。
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