（６） 第６学年国語科の実践 単 元 学級討論会をしよう ○ これまでに学習してきた討論会の流れや役割、聞く視点等について振り返ると共 本時学習 に、「大人より子どもの方が得である。」という話題に沿って討論会を行っていく。 の概要 そして討論をしている際のよかった点や問題点、改善点等についてペアや全体で話 合いをし、討論会を通して身に付いた力について振り返っていく学習である。 本時の導入では、 学級討論会をして、よりよい討論会 の仕方を考えよう。 【見通しを持たせるための導入場面】 というめあてで、前時までの学習を振り 返らせ、討論の時の大切なポイントにつ いて拡大図を示しながら確認し、ポイン トを意識できるようにした。授業全体の 流れを確認することにより、見通しをも って学習に取り組めた。また、事前に準 備しておいたワークシートを見て、自分 の考えを確認させ、なるべくワークシー トを見ずに意見が言えるように指導し た。 根拠を明らかにして主張するため、討論会 の前にあらかじめ反対側の主張を予想し、そ れに反論するためのアンケートや調査結果、 自分の主張をワークシートにまとめさせてお いた。そのことにより、より一層、説得力の ある主張ができるようにした。 【根拠を明らかにするためのワークシート】 前時までに習得した討論会の 仕方（意見の書き方・発言の仕 方・メモの取り方・会の流れ） を活用し、実際に討論会を行っ た。資料を基に、根拠を明らか にしながら、自分の考えを主張 することができた。反論側も、 メモを取り、自分の考えと比べ ながら聞くことができた。 【資料を基に根拠を明らかにしながら討論する児童】 討論会後、振り返る際に、 「討論の際の 大切なポイント」に着目させて、よかった 点、問題点、改善策を考えることができる ようにした。その際、ワークシートに自分 の考えをまとめ、２回目の討論会で発展的 活用が行えるようにした。 【問題点、改善策を書き込んだワークシート】 －１２－
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