記者発表資料

インターネットでの情報提供
提供予定日
2月4日(水)
平成27年2月3日(火)県政記者クラブ配布資料
担当課
担当係
担当者
電話番号
金 山 純 一 郎 内 線 2474
消防課
予防保安係
田中 慎吾
直 通 058-272-1123
岐 阜 県 内 に お け る 平 成 26 年 の 火 災 概 況 ( 速 報 )
○ 平 成 26 年 中 の 総 出 火 件 数 は 869 件 で 、過 去 5 年 間 で は 2 番 目 に 多
く な り ま し た 。一 方 、火 災 に よ る 死 者 数 は 22 人 で 、前 年 比 で 8 人
減 少 し 、 過 去 10 年 間 で 最 も 少 な く な り ま し た 。
○ 住 宅 火 災 に よ る 死 者 は 13 人 で 、 こ の う ち 65 歳 以 上 の 高 齢 者 が
10 人 と 7 割 を 超 え て い ま す 。
詳細については下記のとおりです。
記
1
火 災 件 数 【 別 添 資 料 「 表 1・ 2」 参 照 】
平 成 26 年 中 に お け る 火 災 件 数 は 869 件 で 、 こ れ は 、 1 日 あ た り 約 2.38
件の火災が発生したことになります。
な お 、 前 年 の 963 件 と 比 較 す る と 、 94 件 の 減 少 と な っ て い ま す 。
火 災 種 別 で み る と 、 建 物 火 災 は 407 件 ( 対 前 年 比 20 件 減 ) 、 林 野 火 災
32 件( 17 件 減 )、車 両 火 災 77 件( 7 件 減 )、そ の 他 火 災 353 件( 50 件 減 )
となっています。
2
火 災 に よ る 死 者 及 び 負 傷 者 【 「 表 1・ 7」 参 照 】
平 成 26 年 中 の 火 災 に よ る 死 者 数 は 22 人 で 、前 年 の 30 人 と 比 較 す る と 8
人減少しました。
火災による死者の生じた原因は、不明・調査中のものを除くと、 放火自
殺が 6 人で最も多くなっています。
火 災 に よ る 負 傷 者 数 は 97 人 で 、 前 年 の 119 人 と 比 較 す る と 22 人 減 少 し
ています。
3
住 宅 火 災 に よ る 死 者 【 「 表 9」 参 照 】
住 宅 火 災 に お け る 死 者 数 は 13 人 で 、 前 年 の 20 人 と 比 較 す る と 7 人 減 少
し ま し た 。 こ の う ち 65 歳 以 上 の 高 齢 者 は 10 人 で 、 住 宅 火 災 に よ る 死 者 の
77% を 占 め て い ま す 。
4
出 火 原 因 【 「 表 4」 参 照 】
全 火 災 869 件 を 出 火 原 因 別 に み る と 、「 た き 火 」119 件( 13.7% )、「 た
ば こ 」 80 件 ( 9.2% ) 、 「 こ ん ろ 」 60 件 ( 6.9% ) 、「 火 入 れ 」 51 件 ( 5.9
% )、「 放 火 の 疑 い 」47 件( 5.4% )、「 ス ト ー ブ 」25 件( 2.9% )の 順 と
なっています。
ま た 、 「 放 火 」 及 び 「 放 火 の 疑 い 」 を 合 わ せ た 件 数 は 66 件 で 、 全 火 災
の 7.6% を 占 め て い ま す 。
<参考>
県内の火災・死傷者発生件数推移
H16
H17
H18
H19
件 数
1,052
969
989 1,022
死 者
55
38
47
25
負傷者
132
112
121
122
H20
952
30
149
H21
945
30
113
H22
802
30
107
単位:件・人
H23
H24
H25 平均* H26
842
757
963
929
869
42
36
30
36
22
85
100
119
116
97
*過去10年(H16~H25)の平均
※ 以 上 、 数 値 は 平 成 27 年 1 月 10 日 現 在 の も の で あ り 、 現 在
調査中のものについては、今後変わる場合があります。
<特に県民のみなさんに呼び掛けたい事項>
◆住宅用火災警報器の設置促進
火災による死者の多くは逃げ遅れです。
すべての住宅で寝室などに設置を義務付けられている住宅用火災警報
器 は 、火 災 の 発 生 を 直 ち に 知 ら せ 、逃 げ 遅 れ 対 策 に 有 効 で す 。本 県 の 設 置
率 ( H26.6.1 現 在 ) は 80.5% で 、 全 国 平 均 79.6% を 上 回 り ま し た 。
大切な命を守るため、未設置の方は1日も早く設置しましょう。
◆「たき火」に注意
平 成 26 年 の 出 火 原 因 第 1 位 は 、 昨 年 同 様 「 た き 火 」 で し た 。 た き 火 を
するときは、特に準備、後始末に注意しましょう。
・乾燥注意報等が出ているときや、風の強いときはやめる。
・水バケツ、消火器等による消火の準備をする。
・少しずつ燃やし、着衣着火・やけど等に注意する。
・再び燃え出さないよう、完全に火が消えたことを確認する。
◆放火による火災の未然防止
「 放 火 」 と 「 放 火 の 疑 い 」 で 出 火 原 因 の 7.6% を 占 め る た め 、 放 火 を 未
然に防ぐ環境づくりを地域で進めましょう。
・住宅の周辺に燃えやすいものを放置しない。
・ゴミは決められた日時に決められた場所に出す。
・隣近所とコミュニケーションを取り、地域ぐるみで監視する。