第2節 財政状況(一般会計) 1.歳入 本市の歳入全般については、700億円前後で推移し、歳入の根幹である地方税 (市税)収入は、ほぼ横ばいの347億円となっています。 国や県からの各種交付金や補助金などは、平成21年より増加傾向にありますが、 政策に大きく左右されるため、見通すことは困難です。 長期的には、労働力人口の減少や高齢化の進展などの社会情勢を考慮すると、 市税を中心とした一般財源の大きな伸びは期待できないものと思われます。 歳入の推移 800 700 600 500 億 円 400 300 200 163 199 102 97 31 61 135 39 58 61 44 23 38 56 67 43 24 134 107 121 95 96 44 62 62 115 95 88 87 41 29 81 40 45 80 38 54 61 37 52 109 20 73 50 60 58 58 27 59 29 32 58 62 67 27 324 330 344 368 369 345 336 340 340 347 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 32 51 72 71 84 100 0 地方税 地方交付税 その他一般財源 国庫支出金 都道府県支出金 その他特定財源 地方債 ※H25 変更点 臨時財政対策債を地方債からその他一般財源へ 交通安全対策特別交付金をその他特定財源からその他一般財源へ 高齢化が進み、労働力人口が減少すると、今後の市税は 減少するかもしれないね。でも、景気が良くなれば、世の中 のお金の流れが良くなって、市税も増えるよね。 6 2.歳出 歳出の性質別内訳を見ると、人件費や公債費は減少傾向にあります。 一方、扶助費は、少子高齢化や福祉政策の拡充に伴い、さらに増えていくことが見 込まれます。 なお、道路、公園、学校、公営住宅の建設等の投資的経費も年度により増減は ありますが、平均すると年間 100 億円を上回る規模を確保しています。 歳出の推移 800 700 600 500 億 円 36 35 86 118 35 30 82 35 32 86 39 50 78 98 103 111 102 68 74 34 27 85 121 45 43 77 104 46 37 76 121 49 23 77 50 20 78 78 102 107 63 63 60 63 109 115 149 156 156 159 102 103 116 116 123 122 122 153 149 150 149 137 138 134 127 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 400 72 72 65 300 90 95 97 104 200 93 93 98 152 146 H16 H17 100 41 49 75 0 人件費 扶助費 公債費 物件費 補助費等 積立金・投資等 維持補修費 投資的経費 繰出金 人件費は、平成 16 年度の 152 億円から平成 25 年度 の 127 億円になって、25 億円も減っているんだね。 社会保障などの扶助費が平成 16 年の 90 億円から平 成 25 年の 159 億円と 69 億円も増えているんだね。これ から高齢化が進むと、扶助費が増えるのは確実だね。 公共施設を整備する投資的経費は大丈夫かな? 7
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