2014年12月22日号(PDF/273KB)

情報提供資料
マーケットウィークリー
2014年12月22日
先週の動向(2014年12月15日~2014年12月19日)
【株式】~国内、米国ともに上昇~
日経平均株価とNYダウの推移
•国内株式相場は上昇しました。週前半は、原油価格
の下落やロシアルーブルの急落を受けて下落しまし
た。しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC、1617日開催)の声明文が景気にも配慮する内容だっ
たため、欧米株式相場が急反発に転じ、週末にかけ
て国内株式相場も値を戻す展開となりました。
•米国株式相場は上昇しました。原油価格の急落など
を背景に週前半は値を下げましたが、FOMCの声明
文を受けて、早期利上げに対する懸念がやや後退し
たことで上昇に転じました。
(円)
(2013年12月20日~2014年12月19日) (ドル)
20,000
日経平均株価:左軸
19,000
17,000
17,621.40円(+249.82円)
18,000
16,000
18,000
15,000
17,000
14,000
16,000
NYダウ:右軸
17,804.80ドル(+523.97ドル)
13,000
12,000
13/12
【債券】~国内は上昇、米国は下落~
*(
•国内債券相場は上昇(金利は低下)しました。日銀
による高水準の国債買入れを背景とした良好な需給
関係に加えて、週前半の株安を受けて安全資産とさ
れる国債の需要が高まったことがプラスに働きまし
た。
•米 国 債 券 相 場 は 下 落 ( 金 利 は 上 昇 ) し ま し た 。
FOMCの声明文を受けて、債券相場では将来の利上
げに対する思惑が浮上したことに加え、株式相場が
上昇に転じたことなどを受けて、売りが優勢となり
ました。
14/3
14/6
14/9
)内は前週末比。
15,000
14,000
14/12
(年/月)
10年国債利回りの推移(日本・米国)
(%)
3.5
(2013年12月20日~2014年12月19日)
3.0
2.5
2.0
米国国債 2.162%(+0.080%)
1.5
1.0
日本国債 0.350%(▲0.045%)
0.5
【為替】~米ドルは上昇、ユーロは下落~
•米ドルは対円で上昇しました。週初は、衆院選での
自民党大勝を受けて円安気味に推移しましたが、原
油価格や世界的な株価の下落などを背景に、週央に
かけて米ドル安・円高が進みました。しかしながら、
FOMC後の米債利回りの上昇や株安の一服などから、
週末にかけて米ドル高・円安の動きが強まりました。
•ユーロは対円、対米ドルともに下落しました。欧州
中央銀行(ECB)理事の追加金融緩和に前向きな発
言等を背景にユーロは軟調に推移しました。さらに、
米FOMC後の米ドルの上昇もユーロ安要因となりま
した。
•豪ドルは対円、対米ドルともに下落しました。商品
価格の下落に加えて、中国の製造業関連指標が冴え
ない内容であったことが豪ドルの下落要因となりま
した。
0.0
13/12
*(
14/3
14/6
14/9
14/12
(年/月)
)内は前週末比。
主要通貨の対円レートの推移
(2013年12月20日~2014年12月19日)
(円)
150
140
130
120
円安
ユーロ 146.15円(▲1.95円)
米ドル 119.56円(+0.79円)
110
100
90
豪ドル 97.12円(▲0.87円)
80
円高
70
13/12
*(
14/3
14/6
)内は前週末比。
14/9
14/12
(年/月)
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信投資顧問が作成。
※上記グラフは、将来における日経平均株価、NYダウ、10年国債利回り(日本・米国)および主要通貨の対円レートの推移を示唆、保証するも
のではありません。
※最終ページの「当資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
1/3
今後の見通し
【国内株式】~戻りを試す展開~
先週の米FOMCなどをきっかけに、世界的なリス
ク回避ムードは和らいでおり、国内株式相場は戻
りを試す展開を予想します。また、週末の26日に
は11月鉱工業生産など多くの経済指標の発表が予
定されており、国内景気の回復度合いを測るうえ
で注目されます。ただし、海外投資家がクリスマ
ス休暇に入っていることもあり、全般的に動意に
乏しい展開となる可能性もあります。
【米国債券】~動意薄の展開~
クリスマス休暇入りで参加者の減少が見込まれる
中、動意に乏しい展開を予想します。なお、原油
価格下落などに伴うリスク回避ムードは足元では
和らぎつつあるものの、ロシア市場の混乱やギリ
シャの政治流動化懸念など今後世界の金融市場の
混乱を招きかねない要因も燻っているため、相場
の下落余地は乏しいと思われます。
【国内債券】~もみ合い~
日銀による高水準の国債買入れを背景に、良好な
需給が引き続き国内債券相場の強材料となりそう
です。ただし、相場が史上最高値近辺にあり、高
値警戒感が強まっていることなどから、基本的に
はもみ合いの展開を予想します。
【ユーロ/円】~ユーロの頭が重い展開~
市場参加者が減少することもあり、動意に乏しい
展開が予想されますが、追加金融緩和に対する思
惑が生じやすい状況下、ユーロはやや頭の重い展
開となる可能性があります。なお、ギリシャの政
治流動化懸念など、今後のリスク回避の動きにつ
ながりやすい要因もあり、注意が必要です。
【米ドル/円】~方向感に乏しい展開~
クリスマス休暇で市場参加者が大幅に減少するこ
【米国株式】~動意に乏しい展開~
ともあり、方向感に乏しい展開が予想されます。
金融政策の方向性の違い等から、米ドルの上昇傾
クリスマス休暇入りで参加者の減少が見込まれる
中、基本的に高値圏でのもみ合いが予想されます。 向は不変とみられますが、ロシアルーブル相場の
なお、足元では原油価格の急落が相場に大きく影
下落やギリシャの政治流動化懸念など、市場の動
響したこともあり、米エネルギー情報局(EIA)
揺を招きかねない材料もあり、相場の流動性低下
が発表する週間石油在庫統計(24日)にも注目が
が見込まれる中では、荒い値動きとなる可能性も
集まりそうです。
あるため、留意が必要です。
主な経済指標・イベント
先週の結果・今週の注目材料
日付
15(月)
国
日本
独 Ifo景況感指数
経済指標・イベント
日銀短観(12月調査/大企業製造業)
(2012年12月~2014年12月:月次)
市場予想:13 、結果:12 、前回:13 、修正:--
15(月)
米国
115
11月 鉱工業生産(前月比)
市場予想:0.7%、結果:1.3% 、前回:-0.1% 、修正:0.1%
16(火)
中国
12月 製造業購買担当者景気指数(PMI、英HSBC)
110
市場予想:49.8、結果:49.5 、前回:50.0 、修正:--
16(火)
欧州
12月 製造業購買担当者景気指数(PMI)
105
市場予想:50.5、結果:50.8 、前回:50.1 、修正:--
16(火)
独
12月 ZEW景況感指数(現状)
100
市場予想: 5.0、結果:10.0、前回:3.3、修正:-16(火)
米国
11月 住宅着工件数
市場予想:1,040千件、結果:1,028千件、前回:1,009千件、修正:1,045千件
17(水)
米国
95
12/12
13/6
11月 消費者物価指数(CPI)(前月比)
13/12
14/6
14/12
(年/月)
市場予想:-0.1% 、結果:-0.3%、前回:0.0% 、修正:--
18(木)
独
12月 Ifo景況感指数
市場予想:105.5 、結果:105.5、前回:104.7 、修正:--
22(月)
23(火)
23(火)
23(火)
24(水)
26(金)
26(金)
27(土)
米国
米国
米国
米国
日本
日本
日本
日本
11月 中古住宅販売件数
11月 新築住宅販売件数
11月 耐久財受注
11月 個人所得・個人消費
特別国会召集(~26日)・第三次安倍内閣発足
11月 全国消費者物価指数(CPI)
11月 鉱工業生産指数(速報値)
経済対策を閣議決定
独Ifo経済研究所が発表した12月の独Ifo景況感
指数は105.5と、11月の104.7を上回りまし
た。
出所:ブルームバーグが提供するデータを基にみずほ投信
投資顧問が作成。
※上記は、将来におけるIfo景況感指数の推移を示唆、保
証するものではありません。
※主な経済指標・イベントは作成日時点のものであり、予
告無く変更されることがあります。
※最終ページの「当資料のご利用にあたっての注意事項等」をご覧ください。
2/3
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価額の水準等により変動するため、あらかじめ上限の額等を示すことができません。
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