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構成型ビジネス起業塾
第2講 「状況」を知る
カリキュラム
講座
第1講
~強みを知る~
第2講
~状況を知る~
第3講
~方法論を知る~
内容
持続可能なビジネス
の原点となる「強み」
についての理解を深
める。
無意識のうちに我々
を支配している「シス
テム」(自分の状況・
社会の状況)を見え
る化する。
対話の方法論を使っ
たビジネスの構成プ
ロセスを学ぶ。
意図
自分の「強み」が何な 今感じている問題意
のかに気付き、今後、 識を手がかりに「シス
その強みをどう活か テム」を見える化する
したらいいのか、問
ことで、自分のやる
いを持ってもらいたい。 べきことが何なのか、
ヒントを掴んでもらい
たい。
各々が第1講、第2
講の中で見えてきた
「やりたいこと」「求め
られていること」を実
現するための方法論
を見出してもらいたい。
本日の流れ※時間は人数によります。
オリエンテーション (30分)
• 講座全体の流れ・本日の流れ
• ソーシャルビジネスについて
• システム事例の解説
ワーク前半(60分)
• 対話デモ(20分)
• ワーク1(40分)
ワーク後半(90分)
• 発表(4分×人数)
• チーム分け(10分)
• 振り返り(4分×人数)
ソーシャルビジネスとは?
トリプルボトムライン
1997年、ジョン・エルキントン氏が提唱した企業のCSR
活動において、大きな指標、軸の考え方。
ソーシャルビジネス
環境
社会活動から経済活動へと
移り変わる途上の価値の交換
社会
経済
一般のビジネス
(マーケットビジネス)
価格や取引ルールのある
価値の交換
システムの事例
昔ニュース番組で特集された話。
通称「ニート君」は現在無職。大学2年で中退し、今は
パチンコの稼ぎとたまの日雇いをしながら、友人2人と
家賃を出し合って共同生活をしている。残高5円。
働いたら
負け!
システムの事例
 ニート君:働いたら負け、絶対に定職にはつかない、今の自
分は勝っている、この生活は40くらいまで続けるだろう。
 ニート君の友人:死ぬまでルールに縛られて生きるサラリー
マンはかわいそう、そういう人生だけは送りたくない。
 ニート君の母:母子家庭のせいで息子はひきこもりになり、
放っておいたらニートになってしまった。もちろん息子には職
についてもらいたいし、普通に結婚してもらいたい。
 司会:お嘆きの親御さん、首絞めるのを手伝いましょうか。
 アシスタント:話を聞いていてムカムカする。
 解説者:対策としてジョブカフェがある。
 コメンテーター:こういう連中でも飼っておける時代になった。
システムの事例
さらなる反
発と固執
周囲から
の偏見
劣等感
「言い訳」
として使え
る言葉
同調者が
増える
社会の
連鎖
個人の
連鎖
「働いたら負け」
低い自己
評価
働かなく
ていい理
由になる
働かなくて
も何とか
なる
☛我々もそのシステムに加担してはいないか?
セーフティ
ネットが整
備される
対話デモ
① あなたが解決したい「社会的課題」は何ですか?
② その原因は何ですか?
③ このままだとどうなりますか?
キーワード
を拾う
確認の質
問をする。
掘り下げる
共感や理
解を伝える
ワーク1
二人ひと組になり、次の表を作成してください。
(一人8分)※別紙A3用紙に付箋を貼る。
その原因
その原因
その原因
結果どうなる?
あなたのテーマ
(社会的課題)
その原因
結果どうなる?
結果どうなる?
結果どうなる?
ワーク1(例)
豊かさを良しとする
価値観の植え付け
ますます商店街は
疲弊する。
商店街の人達が生
きていけない
国民が豊かさや利
便性を求めた
経済至上主義の政
策
シャッター商店街を
どうにかしたい。
大型店の大量出店
車が無いと買い物
ができなくなる。
地方の高齢者に
とって死活問題
☛どこかに負の循環があるはず。
発表
(1人発表2分 解説2分)
発表内容
①自分にとって最も解決すべきと考える社会的課
題
②その社会的課題を生み出している根本原因
③この社会的課題をこのまま放っておいたらどう
なるか。
チーム分け
各々の発表を踏まえて、
テーマに共感する者同士に分かれてください。
発表・振り返り
次回について
次回は、各々のチームでテーマ(社会的
課題)を設け、どうやってビジネスで解決
するか、対話をし、ひとつの結論を導きだ
します。