キャピタル日本株式ファンド 2015 年 8 月 24 日の基準価額の変動について

2015 年 8 月 25 日
投資家の皆様へ
キャピタル・インターナショナル株式会社
キャピタル日本株式ファンド
2015 年 8 月 24 日の基準価額の変動について
キャピタル日本株式ファンドの基準価額が大幅に下落したことを受け、同ファンドがマザーファンド
を通じて実質的な主要投資対象としている日本の株式市場の下落の背景、今後の運用方針についてご
説明いたします。
【 基準価額とベンチマークの騰落率 】
日付
2015年8月24日
キャピタル日本株式ファンド
前営業日比
基準価額
変化
騰落率
23,980円 ▲1,532円 ▲6.01%
TOPIX(配当込み)
前営業日比
騰落率
▲5.86%
 ファンドの基準価額の推移と市場の下落の背景
8 月 24 日の日本株式市場は大幅に下落し、TOPIX(配当込み)は▲5.86%と、2013 年 5 月 23
日以来の下落率となりました。前週末の米国株式市場が大きく下落したうえ、同日は、中国をは
じめとするアジア株式市場も急落するなど、世界同時株安に歯止めがかからないことが嫌気され
ました。投資家のリスク回避姿勢の強まりから、為替市場で円が全面高の展開となったことも日
本の株式市場の下押し要因となりました。東証 33 業種別では、銀行業や保険業などの金融関連や
不動産業の下落が目立ちました。また、TOPIX(配当込み)は 5 営業日続落し、終値は、日経平
均株価とともに今年 2 月後半以来の水準となりました。
 今後の運用方針
これまで、日本の株式市場は、海外発のリスク要因に対し比較的底堅さを見せていました。しか
し、世界中の投資家のリスク回避姿勢が強まるなか、過去の堅調さゆえに足下の下げ幅が相対的
に大きくなったと考えています。世界的な株安の連鎖が続いていることから、しばらくは値動き
が激しく、下値を模索するような相場展開が予想されます。しかしながら、今回の株安は、米国
の利上げ開始タイミングの接近と、中国景気のハードランディングへの懸念を背景とする投資家
の不安心理が株価下落に結びついたものであり、日本の企業業績をめぐるファンダメンタルズが
大きく変化したためではありません。足元の円高を受け、業績面の影響を不安視する声もありま
すが、殆どの輸出企業は慎重な想定を用いて業績予想を立てていることから、ドル円相場が 110
円を下回るような円高にならなければ、業績の下方修正は起こりにくいと分析しています。また、
これまでの日本株の PER(株価収益率)等のバリュエーション指標に特段の割高感が見られない
にもかかわらず、8 月 19 日以降の 4 営業日の TOPIX(配当込み)の下落率が既に 11%以上に達
するなど、調整はかなり進んでいます。よって、これらの理由から、このまま下落相場が続くと
見るよりは、企業ファンダメンタルズと比べた割安感などへの注目から、いずれ自律反発が起き
ると予想しています。当面は、市場動向に細心の注意を払いながらも、基本的な運用方針である
ボトムアップ・アプローチによる長期投資視点の銘柄選択を実践し、割安感の強まった有望銘柄
の発掘に力を入れる所存です。今後とも当ファンドをご愛顧くださいますよう、よろしくお願い
いたします。
以上
当資料は当ファンドの運用状況を受益者の皆様にお知らせするためにキャピタル・インターナショナル株式会社により作成された資料です。ファンド
の取得のお申込みを行なう場合には、販売会社よりお渡しする投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、お客様自身でご判断くだ
さい。本資料の記載の内容には万全を期しておりますが、その正確性および信頼性、完全性を保証するものではありません。記載されている内容は作
成時における内容であり将来において事前の予告なしに変更される場合がありますので予めご了承願います。
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キャピタル日本株式ファンド
●
ファンドの特色
● キャピタル・インターナショナル・ジャパン・エクイティ・マザーファンド受益証券*1,2 への投資を通じて、主としてわ
が国の株式に投資し、信託財産の長期的な成長を目指して運用を行ないます。
● 運用に当たっては、ファンダメンタルズ調査に基づく銘柄選択により超過収益の獲得を目指すボトムアップ・アプロー
チをベースとしたアクティブ運用を行ないます。
● TOPIX(配当込み)*3をベンチマークとします。
ファンドのポイント
ポイント1
ポイント2
ポイント3
キャピタル*4独自の運用手法
徹底した調査・分析に基づく銘柄選択
グローバルな視点で日本企業へ長期投資
複数のポートフォリオ・マネジャーが運用に関与す
る独自の運用体制を活用します。加えて、ポート
フォリオの一部の運用をアナリストが担当します。
これらにより、投資対象および投資アイデアの分散
が図られます。
キャピタルの世界規模での調査体制を活用し、企業
を徹底的に調査・分析することによって投資企業を
厳選します。
キャピタルは、投資環境にかかわらず、長期投資の
観点から魅力的と判断される日本企業へ投資を行
なってきました。市場全体の動きに捉われることな
く、個別企業に注目することが重要であると考えて
います。
*1 マザーファンドの運用指図に関する権限の一部をキャピタル・インターナショナル・インクに委託します。キャピタル・インターナショナル・インクは、キャピタル・イン
ターナショナル株式会社と同様に キャピタル・グループ・インターナショナル・インク傘下の運用会社であり、キャピタル・グループの一員です。
*2 ファンドは、ファミリーファンド方式で運用します。ファミリーファンド方式とは、ご投資家(受益者)からの資金をベビーファンドとしてまとめ、その資金を主としてマ
ザーファンドに投資することにより、実質的な運用をマザーファンドにおいて行なう仕組みです。
*3 将来におけるわが国の株式市場の構造変化等によっては、ベンチマークを見直す場合があります。TOPIXは、株式会社東京証券取引所の知的財産であり、この指数の算出、
数値の公表、利用等、TOPIXに関する全ての権利は株式会社東京証券取引所が有しております。株式会社東京証券取引所は、TOPIXの算出もしくは公表の方法の変更、算出もしく
は公表の停止またはTOPIXの商標の変更もしくは 使用の停止を行なう権利を有しております。株式会社東京証券取引所は、当ファンドの運用成果に関して一切の責任を負うもの
ではありません。
*4 キャピタル・グループ・インターナショナル・インク傘下各社の総称として用いています。
ファンドのお申込み・費用等
●
●お申込メモ
設定日
信託期間
購入価額
購入単位
決算日
収益分配
2009年2月26日
原則として無期限
購入申込受付日の基準価額
原則、購入申込受付日から起算して5営業日目までに販売会社にお支払いください。
販売会社が定める単位とします。詳しくは販売会社にご確認ください。
原則として、毎年1月20日および7月20日
(休業日の場合は翌営業日)
分配金額は毎決算時に、委託会社が基準価額水準等を勘案して決定します。ただし、委託会社の判断
により収益分配を行なわないことがあります。
※将来の分配金の支払いおよびその金額について保証するものではありません。
換金価額
換金申込受付日の基準価額
換金単位
換金代金
販売会社が定める単位とします。詳しくは販売会社にご確認ください。
原則、換金申込受付日から起算して5営業日目から販売会社においてお支払いします。
大口換金制限
申込締切時間
課税関係
1件10億円を超える換金不可
原則として午後3 時までに、販売会社が受付けた分を当日のお申込分とします。
課税上は、株式投資信託として取扱われます。
公募株式投資信託は税法上、少額投資非課税制度の適用対象です。
配当控除および益金不算入制度*の適用があります。
*益金不算入制度は、2015年4月1日以降に開始される事業年度からは適用されません。
●お客様が直接的に負担する費用
購入時手数料
お申込受付日の基準価額に対し3.24%(税抜 3.00%)以内で販売会社が定める率を乗じて得た額とし
ます。詳しくは販売会社にご確認ください。
信託財産留保額
ありません。
●お客様が信託財産で間接的に負担する費用
運用管理費用
当ファンドの純資産総額に対して年率1.5552%(税抜年率1.44 %)となります。信託報酬は、毎計算
(信託報酬)
期末または信託終了のときにファンドから支払われ、その支払先への配分は下記のとおりです。
配分(年率/税抜)
委託会社
0.70%
受託会社
0.04%
販売会社
0.70%
マザーファンドの投資顧問会社の報酬は、委託会社が受取る報酬の中から支払われます。
その他の費用・
手数料
法定開示のための費用(監査費用および法定書類の作成・印刷費用)日々の信託財産の純資産総額に
年0.05%の率を乗じて得た金額の合計額を上限とし、委託会社が算出する金額をファンドから間接的
にご負担いただきます。
有価証券売買時の売買委託手数料等 実費として、ファンドから間接的にご負担いただきますが、運
用状況等により変動するものがあり、その全てについて事前に料率、上限額を表示することができま
せん。
当資料は当ファンドの運用状況を受益者の皆様にお知らせするためにキャピタル・インターナショナル株式会社により作成された資料です。ファンド
の取得のお申込みを行なう場合には、販売会社よりお渡しする投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、お客様自身でご判断くだ
さい。本資料の記載の内容には万全を期しておりますが、その正確性および信頼性、完全性を保証するものではありません。記載されている内容は作
成時における内容であり将来において事前の予告なしに変更される場合がありますので予めご了承願います。
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キャピタル日本株式ファンド
ファンドの主なリスク
●
詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)をご覧ください。
ファンドは、主にわが国の株式を実質的な投資対象としますので、組入株式等の価格の下落や、組入株式等の発行者の倒産や
財務状況の悪化等の影響により、基準価額が下落し、損失を被ることがあります。また、外貨建資産に投資を行なった場合に
は、為替の変動により、損失を被ることがあります。従って、投資家のみなさまの投資元本は保証されているものではなく、
基準価額の下落により、損失を被り、投資元本を割り込むことがあります。当ファンドの運用による損益は全て投資者に帰属
します。投資信託は預貯金と異なります。
基準価額の変動要因
●価格変動リスク
ファンドは、マザーファンド受益証券への投資を通じて、主に株式等の値動きのある有価証券等に投資しますので、当ファン
ドの基準価額はこれら有価証券等の価格変動の影響を受けます。これにより実質組入有価証券等の価格が下落した場合、基準
価額は下落し、損失が発生することがあります。また、株価は、政治・経済情勢、発行企業の業績、市場の需給関係等を反映
して変動し、短期的または長期的に大きく下落することがありますので、基準価額を変動させる主な要因となります。なお、
外貨建資産に実質投資した場合には、為替変動の影響を受け、為替変動が円高に推移した場合は、基準価額の下落要因となり
ます。株価変動の影響の程度は、実質株式組入比率によって異なりますが、当ファンドにおいては実質株式組入比率を原則高
位とするため、株価変動の影響をより受けやすくなります。
●信用リスク
ファンドが実質投資する有価証券等の発行企業の財務状況等が悪化し、当該企業が経営不安や倒産等に陥った場合には、当該
企業の発行する有価証券等の価格は大きく下落し、投資資金が回収できなくなる可能性もあり、基準価額の下落要因となりま
す。
●流動性リスク
有価証券等を売却あるいは購入しようとする際に、市場に十分な需要や供給がない場合や、取引規制等により十分な流動性の
下での取引を行なうことができない場合または取引が不可能な状況となる場合には、市場実勢から期待される価格より不利な
価格での取引となり、基準価額の下落要因となることがあります。
その他の留意点
●クーリングオフ
ファンドのお取引に関しては、金融商品取引法第37条の6の規定(いわゆるクーリングオフ)の適用はありません。
●ファミリーファンド方式
ファンドは、ファミリーファンド方式で運用を行ないます。そのため、当ファンドが主要投資対象とするマザーファンドを投
資対象とする他のベビーファンドに追加設定・一部解約等にともなう資金変動等があり、その結果、当該マザーファンドにお
いて売買が生じた場合等には、当ファンドの基準価額に影響を及ぼす場合があります。
●ベンチマーク
ファンドは、TOPIX(配当込み)をベンチマークとしております。当ファンドの実質的な運用は個別企業の徹底した調査に基
づく銘柄選択によるボトムアップ・アプローチのアクティブ運用であるため、当ファンドの基準価額はTOPIX(配当込み)の
動きとは異なるものとなります。従って、当ファンドはベンチマークに対して一定の投資成果をあげることを保証するもので
はありません。また、将来におけるわが国の株式市場の構造変化等によっては、ベンチマークを見直す場合があります。
●分配金に関する留意点
投資者のファンドの購入価額によっては、収益分配金の一部又は全部が、実質的な元本の一部払戻しに相当する場合がありま
す。ファンド購入後の運用状況により、分配金額より基準価額の値上がりが小さかった場合も同様です。
※基準価額の変動要因は、上記に限定されるものではありません。詳しくは投資信託説明書(交付目論見書)の「投資リス
ク」をご覧ください。
キャピタル・インターナショナル株式会社
金融商品取引業者
関東財務局長(金商)第 317 号
加入協会: 一般社団法人投資信託協会/一般社団法人日本投資顧問業協会
当資料は当ファンドの運用状況を受益者の皆様にお知らせするためにキャピタル・インターナショナル株式会社により作成された資料です。ファンド
の取得のお申込みを行なう場合には、販売会社よりお渡しする投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、お客様自身でご判断くだ
さい。本資料の記載の内容には万全を期しておりますが、その正確性および信頼性、完全性を保証するものではありません。記載されている内容は作
成時における内容であり将来において事前の予告なしに変更される場合がありますので予めご了承願います。
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