パブリックコメントの実施結果 1 意見の反映区分と件数 区 分 反

パブリックコメントの実施結果
1 意見の反映区分と件数
区 分
反 映 区 分
A
計画等と同趣旨のもの
B
計画等の修正を行ったもの
C
計画等の推進の段階で検討するもの
D
計画等の修正が困難なもの
E
計画等に関する感想や質問であるもの
意 見 数
0件
0件
3件
0件
2件
2 意見の要旨と意見への対応
番 号
反 映
1
区 分
C
2
E
3
C
ご意見の要旨
ご意見への対応
各事業者が HACCP 導入型基
準 に よる 衛生 管 理を 容易 に 導
入・検討できるよう、導入に係る
より具体的なマニュアルの作成
や、それらに係る専門的な助言を
受けることができる体制の整備
をお願いします。
食品の安全は、その食品に係る
全ての関係者によって支えられ
るものです。今回の改正により
HACCP の本質を食品事業者が
会得することは非常に喜ばしい
ことと感じています。
特に、佐賀県においては「佐賀
県食の安全・安心の確保を推進す
る条例」が制定されており、この
条例を推進するための戦術とし
て非常に有効な手段のひとつと
なります。また、海外への輸出を
心掛けるメーカーでは必須なマ
ネジメントシステムでもあり、地
域産業の発展にも寄与するもの
と考えています。
カタチだけの導入では意味が
無く、適切なリスク管理が実務と
して運用されてこその HACCP
であることから、その普及にあた
っては、県としての地域に根差し
たフォローが重要となります。
特に、小さな食品事業者への配
慮は必要であり、そういった意味
では HACCP 基礎講座とは別に、
国において導入支援のツール
として、業種別のマニュアルや
DVD などが作成される予定です
が、県においてもそれらを活用
し、各事業者に適切な助言指導が
実施できるよう、体制の整備に努
めていきます。
ご意見を踏まえ、多くの食品等
事業者に対し、HACCP への理解
が促進されるとともに、その導入
が進んでいくよう、普及・啓発に
努めていきます。
ご意見のとおり、HACCP は導
入自体が目的ではなく、システム
を適切に運用していくことが重
要です。導入後の食品等事業者へ
の適切なフォローができるよう、
体制の整備に努めていきます。
4
C
5
E
保健所単位地域で HACCP応用
編として、実際にマネジメントす
るための構築作業も含めた実技
指導講座の開催があると、これか
ら導入するメーカーにとっては
心強いものとなります。
また、各工程での適切な実務運
用によるリスク管理が重要と思
います。
“CCP”だけを設定して
その許容限界設定した管理だけ
では適切な品質は担保できませ
ん。QMS(品質管理システム)
認証を保有する大手メーカーで
も大きな食品事故を発生させて
います。
危害分析作業と製造工程一覧
図(QC 工程図)の作成による全
ての工程での品質保証の視点の
醸成が、大切なポイントであり、
普及にあたっては“CCP”だけの
管理にならないことが重要とな
ります。
フードディフェンスの視点か
ら、意図的な異物混入を想定した
対応も必要。HACCP の中でも管
理項目として存在していること
から、講習の中でも触れて欲しい
部分です。
HP の添付資料“概要 PDF フ
ァイル”の(5)解説にある事業
者メリットの3番目“販売向上に
も 繋 がっ てい く と考 えら れ ま
す。
”の表現はない方が良いと思
います。
こういった QMS の導入は、食
品事業者としての責務を全うす
るためのものであり、これによっ
て販売向上に繋がるといったこ
とを補償できない関係にある組
織が打ち出すべきではないよう
にも思います。
むしろ、
“QMS 導入による無駄
なコストの削減に繋がる”という
表現が適切と思われます。
近年の食品に係る事件等の状
況からも、フードディフェンスの
観点は食品の安全性の確保にお
いて重要な問題であると考えて
おります。
ご意見のとおり、今後、講習会
等でも内容に触れていきたいと
考えます。
ご意見を踏まえ、HACCP 導入
のメリットとしては、コスト削減
に繋がる等の表現により説明を
行っていきます。