平成28年度 東京都食品衛生監視指導計画(案)の概要

平成28年度
平成 27年度計画の重点事業
Ⅰ食 中 毒 対 策
・ノロウイルス食中毒対策
・食肉の生食・加熱不足に
伴う食中毒防止対策
・その他の対策
(寄生虫や自然毒等)
Ⅱ 食品表示対策
・食品関係事業者に対する
監視指導
・食品の適正表示推進
事業者等の育成
Ⅲ 輸入食品対策
・輸入食品等の検査
・輸入事業者の自主管理の
推進
Ⅳ 食品中の
放射性物質対策
・都内流通食品の放射性物
質検査
・都内と畜牛肉の放射性物
質検査
東京都食品衛生監視指導計画(案)の概要
平成 27年度の食品衛生の動向
食中毒の発生状況
・依然として、ノロウイルス、カンピロ
バクターによる食中毒の発生件数が
全体の1、2位をしめている
・魚介類寄生虫による食中毒が第3位
肉の生食による食中毒の発生
・生や加熱不十分な提供による鶏肉での
カンピロバクター食中毒が多発
・豚肉の生食が禁止(規格基準設定)
食品表示に対する不信
・アレルゲン表示欠落や期限表示の誤記
載による自主回収、原料原産地等の表
示偽装が散発
食品表示法の施行
・事業者による適正表示の推進
輸入食品に対する強い要望
・5割強の都民が輸入食品に対する監視
指導の強化を望んでいる
平成 28 年度計画(重点事業)
■ノロウイルス食中毒対策
・過去の発生状況から、監視時期、対象施設を重点化
・従事者等の保有状況調査を実施
・最新の知見を踏まえた指導啓発
Ⅰ 食 中 毒 対 策
その他
・食品の衛生管理の国際標準である
HACCP 導入の必要性の高まり
・都独自の制度である自主的衛生管理段
階的推進プログラムの対象業種拡大
・中央卸売市場 豊洲市場の開場日が決定
・規格基準の遵守状況についての監視指導
・食肉を不適切な方法で提供する飲食店等の監視指導
・消費者に対し、食肉の生食のリスクについて普及啓発
■その他の対策
・寄生虫や自然毒等による食中毒予防について指導啓発
■食品関係事業者に対する監視指導
・期限の設定方法、アレルゲン表示等に関する監視指導
Ⅱ
食 品 表 示 対 策 ■食品の適正表示推進者等の育成
・関係法令の所管部署が連携し、最新の法令情報等について講
習会で周知することで、適正な食品表示を推進する核となる
人材を育成
■輸入食品等の検査
Ⅲ
・都内流通状況、海外情報等を踏まえ、効率的に検査を実施
(残留農薬、遺伝子組換え食品等)
・新たな検査法の研究開発
輸入食品対策
■輸入事業者の自主管理の推進
(平成 25 年度第2回都政モニターアンケート)
食品からの放射性物質の検出
・都内流通食品のモニタリング検査で
基準値超えの食品はない
・産地検査等では放射性物質の基準値を
超える食品が散見
■食肉の生食、加熱不足に伴う食中毒対策
・輸入事業者の実情に応じた自主管理の支援
・輸入食品関係事業者衛生講習会の実施
■都内流通食品の放射性物質検査
・都民が日常的に摂取する食品及び子供が継続的に摂取する食品を
食 品 中 の
中心に実施し、結果を公表
Ⅳ
放 射 性 物質 対 策 ■都内と畜牛肉の放射性物質検査
・芝浦と場における牛のスクリーニング検査(中央卸売市場等と連携)
を実施し、結果を公表
◆
その他の重要事業
・自主管理の推進(HACCP の普及推進、自主管理認証取得施設の拡大)
・中央卸売市場 豊洲市場への移転に係る食品衛生管理の徹底