ご参考資料 マーケットフォーカス (NYダウ) 2015年1月号 市場概況・今後の見通し 【12月の市場概況】(NYダウ・米ドル/円) NYダウは、横ばい推移となりました。 NYダウは、一時史上最高値となる18,000米ドル台に上昇しましたが、月末にかけては ギリシャの政局混迷に対する警戒感や海外株式市場の下落などを背景に、上値が重い 展開となりました。 米ドル/円は、円安・米ドル高となりました。 米ドル/円は、原油相場の下落やロシア・ルーブルの急落を受けて一時116円台に下落 したものの、月末には買い戻され120円台に上昇しました。 2015年1月13日 NYダウ(ドルベース)・米ドル/円レートの推移 (2009年12月末~2014年12月末) (米ドル) 20,000 NYダウ(米ドルベース) 18,000 ◆ 16,000 14,000 12,000 10,000 8,000 (円) 130 120 米ドル/円 ◆ 110 【今後の見通し】(NYダウ・米ドル/円) 米国景気は、ガソリン価格の下落などが下支えとなり、個人消費※ 1 が堅調を持続してい ます。また製造業などを中心に企業の景況感※ 2 も高水準を維持しており、生産※ 3 も回復 が続いています。今後、海外経済の減速を受けて輸出などは伸び悩む可能性があるも のの、好調な個人消費に加え、設備投資なども堅調に推移すると見られ、景気の回復基 調は続くと見ています。(※1:4ページ目の左図参照、※2:3ページ目の右図参照、※3:3 ページ目の左図参照) NYダウは、企業収益の伸び率鈍化や原油安によるエネルギー株の低迷などが相場の 重石となるものの、一方で相対的な米国経済の安定に対する信頼感や米長期金利が低 位で安定的に推移することが市場心理を下支えすることから、当面は現行水準を中心と したもみ合い推移を見込みます。 100 90 80 70 09/12 10/12 11/12 【 1 2 月のマーケッ トデータ】 12月末 NYダウ(米ドル) 米ドル/ 円 11月末 17,823.07 17,828.24 120.55 118.23 12/12 騰落率 13/12 最低 14/12 (年/月) 最高 ▲0.03% 17,068.87 18,053.71 1.96% 116.91 121.58 ※対顧客電信売買相場仲値(本邦営業日ベース)、為替の騰落率はプラスは円安、マイナス(▲)は円高 ◆【 1 月の予想レンジ 】 米ドル/円は、米国の利上げが徐々に意識されるものの、原油安などを背景にロシア・ ルーブルなど新興国通貨の先行き不透明感などによるリスク回避の円買戻しの動きも想 定されることから、レンジ内のもみ合い推移を見込みます。 NYダウ(米ドル) 17,000-19,000 米ドル/ 円 110円-123円 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 1/8 ご参考資料 米国経済① ○2014年7-9月期の実質GDP(国内総生産)成長率(確報値)は前期比年率+5.0%と大幅な伸びとなった。 ○12月の失業率は前月から0.2%改善の5.6%と2008年6月以来の低水準、同月の非農業部門雇用者数は前月比で25万2,000人の増加となった。 雇用状況 実質GDP成長率寄与度(前期比年率換算) (2009年7-9月期~2014年7-9月期、四半期) (%) 8 (万人) 60 (2009年12月~2014年12月、月次) (%) 10 6 40 9 20 8 0 7 -20 6 4 2 0 -2 -4 -6 -8 純輸出* 公的需要 民間在庫品 民間企業設備 民間住宅 民間最終消費支出 5 -40 非農業部門雇用者数前月比(左軸) 実質GDP成長率 失業率(右軸) -60 -10 09/3Q 10/3Q 11/3Q 12/3Q 13/3Q *純輸出 = 財貨・サービスの輸出 - 輸入 ※3Qは7-9月期を意味し、例えば09/3Qは2009年7月から9月の3ヵ月間を示す。 ※季節調整済み (出所)米商務省のデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成 14/3Q (年/期) 09/12 10/12 11/12 12/12 13/12 4 14/12 (年/月) ※14/11、14/12は暫定値。 ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 2/8 ご参考資料 米国経済② ○11月の鉱工業生産は前月比+1.3%と2010年5月以来の大幅な伸びとなった。 ○12月のISM(米供給管理協会)製造業景況指数は前月比▲3.2の55.5、同非製造業景況指数は前月比▲3.1の56.2となった。 鉱工業生産指数 (%) 4 ISM景況指数* (2009年11月~2014年11月、月次) 110 (2009年12月~2014年12月、月次) 70 前月比(左軸) ISM製造業 鉱工業生産指数(右軸) ISM非製造業 105 2 65 60 100 0 55 95 -2 50 90 -4 -6 09/11 10/11 11/11 12/11 13/11 85 14/11 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 45 40 09/12 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 (年/月) *ISM景況指数:ISM(米供給管理協会)が発表する企業の景況感を示す景気転換の 先行指標。購買担当責任者に前月と比較しどう変化したかをアンケート調査し結果 を指数化したもので、50を景気の拡大・後退の分岐点としている。 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 3/8 ご参考資料 米国経済③ ○11月の小売売上高は前月比+0.7%と2ヵ月連続でプラスとなった。 ○12月の消費者マインド(確報値)は前月比+4.8ポイントの93.6と2007年1月以来の高水準となった。 消費者マインド * 小売売上高 (2009年11月~2014年11月、月次)(億米ドル) 4,600 (%) 3 2 (2009年12月~2014年12月、月次) 100 4,400 90 1 4,200 0 4,000 -1 3,800 -2 3,600 80 70 60 前月比(左軸) -3 3,400 小売売上高(右軸) -4 09/11 10/11 11/11 12/11 13/11 3,200 14/11 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 50 09/12 10/12 11/12 12/12 13/12 14/12 (年/月) *消費者マインド(ミシガン大学消費者信頼感指数):米ミシガン大学が調査・発表し、 1966年を100として指数化したもの。 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 4/8 ご参考資料 米国経済④ ○10月のS&P/ケース・シラー住宅価格指数(全米20都市)は前年同月比は+4.5%と減速したものの、前月比は2ヵ月連続でプラスとなった。 ○11月の住宅着工件数は前月比▲1.6%の年率換算102.8万件となった。着工許可件数は前月比▲3.7%の105.2万件となった。 住宅価格* (%) 20 住宅着工件数と着工許可件数(年率換算) (2009年10月~2014年10月、月次) 200 (万件) 120 住宅着工件数 前年同月比(左軸) 15 住宅価格(右軸) 180 5 170 0 160 -5 150 -10 140 -15 130 10/10 着工許可件数 190 10 -20 09/10 11/10 (2009年11月~2014年11月、月次) 12/10 13/10 120 14/10 (年/月) *住宅価格:S&P/ケース・シラー住宅価格指数(全米20都市) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 100 80 60 40 09/11 10/11 11/11 12/11 13/11 14/11 (年/月) ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 5/8 ご参考資料 米国経済⑤ ○2014年7-9月期の企業利益(年率換算)は前年同期比+1.40%と底堅い推移となった。 ○NYダウのPERやPBRは、過去10年(2004年12月末~2014年12月末の日次データ)における概ね平均並みの水準にある。 NYダウのPER*1とPBR*2 企業利益(年率換算) (兆米ドル) 2.5 (2004年7-9月期~2014年7-9月期、四半期) (倍) 25 (2004年12月末~2014年12月末、日次) (倍) 7 PER10年平均(左軸) PER(左軸) PBR10年平均(右軸) PBR(右軸) 2 20 6 1.5 15 5 1 10 4 0.5 5 3 0 04/3Q 06/3Q 08/3Q 10/3Q 12/3Q 14/3Q (年/期) ※3Qは7-9月期を意味し、例えば04/3Qは2004年7月から9月の3ヵ月間を示す。 ※季節調整済み (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 0 04/12 06/12 08/12 10/12 12/12 2 14/12 (年/月) *1:PER(株価収益率) = 株価 ÷ 1株当たり当期純利益 *2:PBR(株価純資産倍率) = 株価 ÷ 1株当たり純資産額 ※PER10年平均、PBR10年平均はグラフ期間の日次データを使用して算出 (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 6/8 ご参考資料 米国金利・為替 ○米10年国債利回りは、原油安による低インフレの長期化観測やギリシャ政局不安などから2.1%台に低下した。 ○米ドルは、対ユーロや英ポンド、豪ドルに対して上昇するなど堅調に推移した。 対米ドル為替 10年国債利回り (%) 6 (2011年12月末~2014年12月末、日次) オーストラリア 米国 ドイツ 日本 (米ドル) 1.75 (2011年12月末~2014年12月末、日次) 米 ド ル 安 5 1.50 4 3 1.25 2 1.00 1 米 ド ル 高 英ポンド ユーロ 豪ドル 0 11/12 12/6 12/12 13/6 13/12 14/6 14/12 (年/月) (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 0.75 11/12 12/6 12/12 13/6 13/12 14/6 14/12 (年/月) (信頼できると判断したデータを基に三井住友トラスト・アセットマネジメント作成) 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 当資料のお取扱いについては最終ページをご覧ください。 7/8 ご参考資料 【ご留意事項】 ●当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが投資判断の参考となる情報提供を目的として作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではありません。 ●ご購入のお申込みの際は最新の投資信託説明書(交付目論見書)の内容を必ずご確認のうえ、ご自身でご判断ください。 ●投資信託は値動きのある有価証券等(外貨建資産には為替変動リスクを伴います。)に投資しますので基準価額は変動します。したがって、投資元本や利回りが保証されるもの ではありません。ファンドの運用による損益は全て投資者の皆様に帰属します。 ●投資信託は預貯金や保険契約とは異なり預金保険機構および保険契約者保護機構等の保護の対象ではありません。また、証券会社以外でご購入いただいた場合は、投資者保 護基金の保護の対象ではありません。 ●当資料は信頼できると判断した各種情報等に基づき作成していますが、その正確性、完全性を保証するものではありません。また、今後予告なく変更される場合があります。 ●当資料中の図表、数値、その他データについては、過去のデータに基づき作成したものであり、将来の成果を示唆あるいは保証するものではありません。 ●当資料で使用している各指数に関する著作権等の知的財産権、その他の一切の権利はそれぞれの指数の開発元もしくは公表元に帰属します。 当資料は三井住友トラスト・アセットマネジメントが作成したものであり、金融商品取引法に基づく開示書類ではなく、証券取引の勧誘を目的としたものでもありません。 8/8
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